黒岳 (大分県)
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黒岳 | |
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標高 | 1,587 m |
位置 | 北緯33度06分20秒 東経131度17分34秒 |
所在地 | 大分県由布市 |
山系 | 九重山系 |
黒岳(くろだけ)は、大分県由布市庄内町及び竹田市久住町にある九重連山の山。標高は1,587m。
[編集] 概要
九重山系の北東部にあり、大船山の北東側に位置する。前岳、天狗岩、高塚山などの峰からなる鐘状の火山で、最高地点は高塚山にある。南側の竹田市などから見ると、仰向けになったおたふくの面のように見えることから、おたふく山とも呼ばれる。
草原が多い九重山系の山々にあって、広葉樹の原生林が広がる山であり、樹木が茂った山の様子が黒く見えることから黒岳の名がある。ミヤマキリシマをはじめとする高山植物が多く見られるほか、国の天然記念物であるイヌワシの生息地の南限とされている。
山麓の男池湧水群は、名水百選にも選ばれており、その周辺には、ヒメボタルやミスジチョウ等の希少な昆虫類が生息している。
黒岳は、21世紀に残したい日本の自然100選及び大分百景に選定されている。また、「黒岳水源の森」として水源の森百選に選定されている。