飯綱山
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- 飯綱山(いいづなやま)は、長野県北部、長野市・信濃町・飯綱町にまたがる連山。飯縄山、霊仙寺山、瑪瑙山などからなるが、連山全体を飯縄山と呼ぶこともある。主峰の飯縄山の標高は1,917m。北信五岳のひとつ。
- 飯綱山(いいづなやま)は、新潟県南魚沼市余川にある山。標高230m。5~6世紀頃に造られ、直径10m前後の円墳を主体とする飯綱山古墳群がある。
[編集] 飯綱山(長野県)
長野市中心部から北北西へ直線で10km余りに位置する。古くから山岳信仰の霊山であった。修験道場が開かれ、また忍術や剣術の修業の地としても知られる。同じく修験道場として知られる戸隠山は更に西北西に直線で10km余りの場所にある。両山共々蕎麦やスキー場でも名高い。
飯綱山の名称は、かつては山頂に分布し「飯砂(いいずな、飯のように食べられる砂の意)」と呼ばれ、食用になる菌類・藻類等の微生物の複合体、「天狗の麦飯」に由来する。かつては同山中のに生息していたが現在は絶滅したともいわれる。凶作の時に飯綱三郎天狗が飯砂を配り人々を救ったという伝説がある。