革命的労働者党建設をめざす解放派全国協議会
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革命的労働者党建設をめざす解放派全国協議会(かくめいてきろうどうしゃとうけんせつをめざすかいほうは ぜんこくきょうぎかい)は、日本の新左翼党派(社青同系)。略称解放派全協。他称労対派。1981年6月に社青同解放派が分裂した時に、狭間を中心とした「革労協学生委員会」の現代社乗っ取り及び宗派的組織引き回しに異を唱えたメンバーが結集した結果誕生した。組織の中心にいるのは滝口弘人ではあったが、中央集権的な狭間派とは違う各活動家の行動がわりと自由な組織形態であった。彼らは解放派本来の思想である「先進国-世界同時革命」を目指し、ローザ・ルクセンブルグ主義による反レーニン主義を掲げた。労対派の名称は革労協労対部の潮流が中心となったからだとと言われ、その命名のルーツについては、現在もなお敵対している革マル派による、解放派の内部抗争と分裂に際する分析のためのカテゴライズ(区別化)のための名称である、という説がある(革マル派は機関紙上では「労対部官僚」という呼称を昔から使っていた)。
- 指導者:高見圭司ら
- 機関誌紙:『解放の通信』、『連帯』(旧『プロレタリア革命』-月刊)
- 活動拠点:連帯社