長野市ボブスレー・リュージュパーク
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長野市ボブスレー・リュージュパーク(ながのし-)は、長野県長野市にある世界最南端に位置するボブスレー・リュージュ・スケルトンの兼用競技施設である。長野オリンピックのボブスレー・リュージュ会場として使用された。愛称はスパイラル。
長野市の直営施設で、全長は1,700m。コースは人工凍結方式でアンモニア間接冷却方式が採用されている。長野オリンピックの基本理念である「自然との共存」を踏まえ、地形改変を極力抑えたためにコースの途中に5%、15%の2か所の上り坂がある。
長野オリンピック後は、人工凍結方式で施設の維持コストが高くつくことや、ボブスレー・リュージュ・スケルトンの競技人口が少なく利用料収入で施設運営のコストをまかなえていないこともあり、廃止もささやかれているものの廃止した場合は国に対して補助金を返還しなければならなくなること、正式なボブスレー競技が行えるコースが札幌市の手稲山ボブスレーコースが2000年に廃止されて以降、この施設が日本で唯一のものになっているため簡単には廃止できない状況にある。