ファンタスティック・フォー:銀河の危機
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ファンタスティック・フォー:銀河の危機 Fantastic Four: Rise of the Silver Surfer |
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監督 | ティム・ストーリー |
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製作総指揮 | スタン・リー ケヴィン・フィージ クリス・コロンバス マーク・ラドクリフ マイケル・バーナサン |
製作 | アヴィ・アラド ラルフ・ウィンター ベルント・アイヒンガー |
脚本 | 脚本: ドン・ペイン マーク・フロスト 原案: ジョン・ターマン マーク・フロスト |
出演者 | ヨアン・グリフィズ ジェシカ・アルバ クリス・エヴァンス マイケル・チクリス ジュリアン・マクマホン ダグ・ジョーンズ |
音楽 | ジョン・オットマン |
撮影 | ラリー・ブランフォード 他 |
編集 | ピーター・S・エリオット ウィリアム・ホイ マイケル・マカスカー |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 | 2007年6月15日 アメリカ合衆国 2007年9月21日 日本 |
上映時間 | 92分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
制作費 | $130,000,000 |
興行収入 | $131,921,738 |
前作 | ファンタスティック・フォー [超能力ユニット |
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『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(原題:Fantastic Four: Rise of the Silver Surfer)は、2007年のアメリカ映画。アメリカン・コミックスの『ファンタスティック・フォー』を原作とした前作『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット』の続編。シルバーサーファーが最大の敵役として登場する。また、前作の敵役であるドクター・ドゥームも登場する。
[編集] キャスト
- リード・リチャーズ/Mr. ファンタスティック - ヨアン・グリフィズ
- スーザン(スー)・ストーム/インヴィジブル・ウーマン - ジェシカ・アルバ
- ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ - クリス・エヴァンス
- ベン・グリム/ザ・シング - マイケル・チクリス
- ヴィクター・フォン・ドゥーム/Dr. ドゥーム - ジュリアン・マクマホン
- アリシア・マスターズ - ケリー・ワシントン
- ヘイガー将軍 - アンドレ・ブラウアー
- シルバーサーファー - ダグ・ジョーンズ(声: ローレンス・フィッシュバーン)
- フランキー・レイ大尉 - ボウ・ギャレット
[編集] あらすじ
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
ある日、世界中で連続的な怪現象が発生した。日本では駿河湾が凍り付き、エジプトでは突然の吹雪。さらにロサンゼルスでは大停電が起こった…。
しかし、アメリカ国民はそのニュース以上に「ファンタスティック・フォー(FF)」のビッグなカップル、リードとスーの結婚の話題で盛り上がっていた。世界各地で起こる怪現象に興味をそそられながらも、愛するスーのために平静を装うリード。そんなリードを見かねたジョニーは、ベンと共にリードのバチェラー・パーティーを開いた。独身最後の夜を楽しむリードだったが、そんな彼に米軍のヘイガー将軍から要請が下る。怪現象が起きた場所の上空で観測された謎の閃光を調査してほしいと言うのだ。是が非でも依頼を受けたいリードだったが、その場にスーが居合わせたため、彼女に秘密で調査を進めることになった。
リードとスーの結婚式当日。全米の注目が集まる中、バクスター・ビルの屋上で式が始まった。研究を切り上げられず、式の最中も事件の動向が気になって仕方がないリード。そんな彼の予感が的中したかのように、ニューヨーク上空で巨大エネルギーが発生。式場は混乱に包まれた。すると、例の閃光がビルの真上を通過。とっさにジョニーが追跡を開始した。追跡の末、ジョニーが目撃した猛スピードで宙を切る閃光の正体―それは全身銀色でサーフボードを操る異星人シルバーサーファーだった。成層圏近くでサーファーとの接触に成功したジョニーだったが、あえなく力尽きてしまう。
閃光の正体が異星人だと分かり、興味をそそられるリード。一方、ジョニーはサーファーとの接触以後から体に違和感を覚えていた。人体発火の能力も制御できなくなった弟を気遣うスー。そしてスーがジョニーの肩に触れたその瞬間、何とスーの体が燃えだした!ジョニーはサーファーの影響で細胞の組成が変化し、チームのメンバーに触れるだけでその能力が入れ替わるようになっていたのだ。チームに支障をきたさないよう、ジョニーは他の3人から距離を置くよう命じられる。
調査を進めるうち、リードは「サーファーの現れた惑星は8日で滅亡する」という事実にたどり着く。早急に手を打ちたい米軍は、サーファー捕獲を第一目標に命じた。さらなる調査でサーファーが規則的な位置に現れることが判明。次にサーファーの現れる位置がロンドンだと突き止め、現場へ急ぐFF。しかし、ジョニーの身勝手な行動のせいで計画は頓挫。現場の混乱は免れたものの、あと一歩のところでサーファーには逃げられ、ジョニーはチーム内で孤独な存在になってしまう。
計画が失敗に終わったと聞いた米軍は、ある人物に協力を依頼。その人物とは、何と死んだはずのヴィクターだった。ヴィクターはFFに敗れて鉄の塊となっていたが、サーファーのエネルギーを浴びて復活したのだという。さらにヴィクターはグリーンランドでサーファーと直接接触をし、サーファーのエネルギー源がサーフボードであると見抜いていた。米軍主導のもと、FFとヴィクターは渋々ながら手を組むことになる。
サーファー捕獲装置が完成し、一同はサーファーの次なる出現予想地であるドイツへ飛ぶ。装置を運び出し、サーファーの出現に備えるFFとヴィクター。すると、装置をセットしようとしたスーの前にサーファーが現れた。スーが「なぜ私たちを破壊しようとするの?」と尋ねると、サーファーはこう答えた。「仕方がないのだ」。間もなく、サーファーを発見したヘイガーらが一斉砲撃を開始。サーファーは砲撃からスーを守るようにして、軍に反撃をしかける。しかし間一髪で装置のセットが完了。サーファーはサーフボードから切り離され、軍に捕獲されてしまう…。