銀星みつあみ航海記
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『銀星みつあみ航海記』(ぎんせいみつあみこうかいき)は角川スニーカー文庫から発行されている鷹見一幸のライトノベル(スペースオペラ)。イラストは緒方剛志。
目次 |
[編集] 概要
戦争が終わって平和を取り戻したマガザン帝国の地方惑星で、帰還兵のハヤトとハインツは宝くじを当てた事から22億クレジという大金を手に入れた。その金を元手に運輸業を始めようとするが、彼らを目障りに思うもの達から妨害を受ける。しかし彼らはそれを撥ね退け宇宙へと乗り出していく。彼らの力を必要としてくれる人たちのために。
[編集] 登場人物
[編集] 銀星号クルー
- ハヤト・フォーゲルスト・ナグモ
- 銀星号の船長。銀星勲章を4つ持つ元機動戦闘艇のパイロット。かつては「搭乗員の平均余命が2週間」「死神部隊」などと称された第109戦闘部隊に在籍していた。
- その経歴が示すとおり、操縦・運転技術は超一流。しかし、それ以外の事に関してはやや子供っぽいところも。
- ハインツ・クノール・キャンベル
- 銀星号の航法士。軍隊時代はハヤトのナビゲーターとして活躍する。
- ハヤトの甘さや青さを認めた上で、それこそが自分の存在理由と言い切る男。
- リアン・マッケンジー・カルミン
- ハインツのうっかりミスが原因で銀星号に下宿したのをきっかけに、そのままキャビン・アテンダントを務めることになった17歳の少女。高重力惑星バレリア出身。
- クララ
- 銀星号の電子人格。ホログラムは女性型。人間と同等の感情表現が可能で、その表情を見たハインツが思わずときめきかけたこともある。
[編集] その他
[編集] 既刊一覧
- 銀星みつあみ航海記 LOG.00 俺らが出帆した動機(ISBN 4044257205)
- 銀星みつあみ航海記 LOG.01 彼女が家出した動機(ISBN 4044257191)
- 銀星みつあみ航海記 LOG.02 俺らが運ぶべき希望(ISBN 4044257213)
- 銀星みつあみ航海記 LOG.03 僕が仲間になった理由(ISBN 4044257221)
[編集] 関連項目
でたまか - 本作の約百年後を舞台にした物語。
[編集] 銀星丸
銀星丸(ぎんせいまる)は、銀星みつあみ航海記に登場する銀星号のモデルとなった船で、1944年に進水した戦時標準型貨物船である。総トン数は2,170トン。製造者は浪速船渠株式会社(大阪)、船主は太平汽船株式会社(東京)である。
[編集] 略歴
- 1944年5月 進水
- 1944年7月 竣工
- 1945年5月 山口県下関市にある六連島灯台沖で擱座
- 1948年9月 浮揚、修復工事
- 1955年?月 泉汽船(東京)に売却、第八泉丸と改名
- 1962年9月 解体