野呂邦暢
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野呂邦暢 (のろ くにのぶ、昭和12年(1937年)9月20日 - 昭和55年(1980年)5月7日)は、日本の小説家。長崎県長崎市生まれ。本名、納所邦暢。
昭和31年(1956年)、長崎県立諫早高等学校卒業。職を転々とした後、昭和32年(1957年)に佐世保陸上自衛隊入隊。昭和40年(1965年)、「ある男の故郷」にて第21回文學界新人賞佳作。昭和49年(1974年)、みずからの自衛隊員としての体験を基にした作品「草のつるぎ」にて第70回芥川賞受賞。諫早市を舞台にした小説・随筆を数多く残したが、42歳で急逝。毎年、彼を偲び、5月最終日曜日には、諌早市上山公園の文学碑の前で菖蒲忌が行われる。
[編集] 作品
- 草のつるぎ
- 諫早菖蒲日記
- 狙撃手
- 一滴の夏
- 白桃
- 十一月・水晶
- 海辺の広い庭
- 鳥たちの河口
- 文彦のたたかい(集英社、コバルト・ブックス) 昭和53年2月20日初版発行