郡山八幡神社 (大口市)
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郡山八幡神社(こおりやまはちまんじんじゃ)は鹿児島県大口市にある神社。
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[編集] 歴史
建久5年(1194年)に菱刈氏の氏祖である菱刈重妙が神託により宇佐八幡宮より勧請して造った神社と伝えられる。
[編集] 社殿
重要文化財の本殿は、解体修理の際、葺板の裏に「永正4年(1507年)再興」という墨書が発見され、それ以前に建てられたものと思われる。建築様式には琉球文化の影響も見られる。
また、解体修理時に発見された木片の墨書により永禄2年(1559年)8月頃に修理が行われたことが判明しているが、この木片は「焼酎」に言及した日本最古の資料としても知られる。
[編集] 日本最古の「焼酎」に関する資料
昭和29年(1954年)、本殿解体修理時に、頭貫(かしらぬき、柱頭部を横につなぐ水平材)に打ち付けられていた木片が発見された。その木片に書かれていた墨書に「焼酎」という文字があり、日本における「焼酎」の語の最古の使用例とされている。その内容は「其時座主ハ大キナこすてをちやりて一度も焼酎ヲ被下候(くだされずそうろう) 何ともめいわくな事哉(ことかな)」(工事の時、施主が大変けちだったので一度も焼酎を振る舞ってくれなかった、とてもがっかりした)というものである。
[編集] 所蔵文化財
- 重要文化財
- 本殿 附:宮殿(厨子)