遺影
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遺影(いえい)とは、物故者を偲ぶために、作られる写真もしくは、肖像画。
通常は葬儀のときに飾られる、自宅では床の間に代々飾られる。通常は胸から上の肖像であり、特に写真の場合、スナップ写真から本人だけを抜き取ることもできる。通常は四つ切というサイズで引き伸ばされ、社葬や団体葬など大きな葬儀のときはもっと大きなサイズに引き伸ばされる。葬儀の後は、代々のご先祖様とともに仏間に飾られる。
従来はフレームは漆塗りの黒、写真は着物を着たモノクロのものを用いることが多かったが、「葬儀会場に冷たい印象を与える」、「白黒では子供が怖がってしまう」といった理由からフレームは自由になり、カラー写真が用いられる事が多くなった。