道 (映画)
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道 La Strada |
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監督 | フェデリコ・フェリーニ |
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製作 | カルロ・ポンティ ディノ・デ・ラウレンティス |
脚本 | フェデリコ・フェリーニ エンニオ・フライアーノ トゥリオ・ピネッリ |
出演者 | アンソニー・クイン ジュリエッタ・マシーナ |
音楽 | ニーノ・ロータ |
撮影 | オテッロ・マルテッリ |
公開 | 1954年9月22日 |
上映時間 | 104分 |
製作国 | イタリア |
言語 | イタリア語 |
allcinema | |
IMDb | |
道(みち、La Strada)は、1954年のイタリア映画。フェデリコ・フェリーニ監督作品で、1956年のアカデミー外国語映画賞を受賞した。
自他共に認めるフェリーニの代表作の一つ。日本では、アンソニー・クイン以外は無名で、女優も美人とは言い難かったが、上映されると口コミで評判を呼んだ。
[編集] ストーリー
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
旅芸人のザンパノは芸の手伝いをする女が死んでしまったため、その妹のジェルソミーナを幾ばくかのお金で買い取った。粗野で暴力を振るうザンパノと、頭が弱いが心の素直なジェルソミーナは一緒に旅に出る。
道化の格好で芸をするジェルソミーナ。新しい生活にささやかな幸福さえ感じていたのだが、ザンパノの態度に嫌気が差し、街へと逃げていく。そこでキ印と呼ばれる陽気な綱渡り芸人に出会う。ジェルソミーナはザンパノに連れ戻されるが、キ印のいるサーカス団に引き込まれることになる。キ印はザンパノと古くからの知り合いらしく、何かとからかってザンパノを逆上させる。ある日、限界を超えたザンパノはナイフを持って追いかけるのだが、その行いで逮捕されてしまう。
キ印はサーカス団から追放され、ジェルソミーナに助言を与え去って行く。翌日、ジェルソミーナはザンパノを迎え、二人だけで芸をする日々をすごした。しかし後日、ザンパノは故障した自動車を直すキ印を見かける。その態度を見て抑えきれなくなったザンパノはキ印の顔を殴ってしまい・・・。
[編集] キャスト
- ザンパノ:アンソニー・クイン
- ジェルソミーナ:ジュリエッタ・マシーナ
- キ印:リチャード・ベイスハート(The Fool、フランス語ではイル・マット=狂人の意味)