遊佐氏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
遊佐氏(ゆさし)は、日本の氏族(武家)。室町幕府の管領家である畠山氏の譜代の被官。出羽国飽海郡遊佐郷(山形県飽海郡遊佐町)を由来とするといわれている。家紋は木瓜。
本姓不詳で、また畠山氏の被官になった経緯も不明である。南北朝時代に遊佐勘解由左衛門尉という人物が畠山国清の執事となり伊豆国守護代などを務めている。室町時代に入り畠山基国が河内国・越中国・紀伊国・能登国の守護になると、遊佐一族も各国の守護代に任命されて世襲し、各地に散らばっていった。従って遊佐氏も諸系統に分かれるが、河内守護代を務めた遊佐氏が嫡流家とされている。
[編集] 参考文献
- 小和田哲男『日本史諸家系図人名辞典』講談社、2003年。