谷口陸男
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谷口 陸男(たにぐち りくお、1914年5月20日 - 1988年10月2日)は、アメリカ文学者。
三重県生まれ。東京帝国大学英文科卒。東京大学教養学部教授を務め、1975年、定年退官、京都外国語大学教授。1987年、東大名誉教授。ロスト・ジェネレーションの米国作家を専攻し、ヘミングウェイ、ヘンリー・ミラーなどを研究、翻訳したが、あまり英語がうまくなかったようで、『夜はやさし』など読解不能の訳になっている。
[編集] 著書
- 文明憎悪の文学者 アンブローズ・ビァス 研究社出版, 1955
- 失われた世代の作家たち 20世紀アメリカ作家論 南雲堂, 1955
- ヘミングウェイの肖像 南雲堂, 1956
- ヘミングウェイ全集別巻 ヘミングウェイ研究 三笠書房, 1956
- アメリカの若者たち その文学的映像 岩波新書, 1961
- アメリカ文学の世紀末(編)南雲堂, 1983
[編集] 翻訳
- ヘミングウェイ全集第1巻 勝者には何もやるな 三笠書房, 1955
- 女になつた男・卵 シャーウッド・アンダスン 宮崎芳三共訳 英宝社, 1956
- 武器よさらば ヘミングウェイ 岩波文庫, 1957
- ヘミングウェイ短篇集 研究社出版, 1957
- 日はまた昇る ヘミングウェイ 岩波文庫, 1958
- 夜はやさし フィツジェラルド 角川文庫, 1960
- 現代小説のすがた その技法と形式 ウィリアム・ヴァン・オコナー 南雲堂, 1961
- ロデリック・ハドソン ヘンリー・ジェイムズ 世界文学大系 筑摩書房, 1963
- ボストンの人々 ヘンリー・ジェイムズ 世界の文学 中央公論社, 1966
- 西域への砂漠の道 オーウェン・ラティモア 西域探検紀行全集 白水社, 1967
- 怒りのぶどう スタインベック 世界文学全集 講談社, 1968 のち文庫
- 南回帰線他 ヘンリー・ミラー 世界の文学 中央公論社, 1969
- 死者の博物誌・密告 ヘミングウェイ 岩波文庫, 1972
- インディアン部落・不敗の男 ヘミングウェイ 岩波文庫, 1972
- 赤い武勇章 スティーヴン・クレイン 八潮出版社, 1984
- アレクサンダーの道 ガンダーラ・スワート オーレル・スタイン 沢田和夫共訳 白水社, 1984
- ヘミングウェイ短篇集 岩波文庫, 1987