蒼の封印
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『蒼の封印』(あおのふういん)は、篠原千絵による日本の漫画作品。
『少女コミック』(小学館)にて1991年22号から連載された。単行本は全11巻。
[編集] ストーリー
舞台は現代日本。
高校1年生の桐生蒼子は、転校初日からどうしようもない違和感を覚え、眩暈と悪寒に悩むようになる。転校してすぐに、蒼子を襲った男が消え、先輩が消えるという怪現象が起こってしまう。そんな折、蒼子を執拗に狙う男が現れる。男は西園寺彬と名乗り、「西の白虎」としてかつて人を脅かしていた人食い鬼の長、「東の蒼龍」である蒼子を殺しにきたと告げる。
角が生え、人に対し飢餓感を覚え、尋常ではない力を発揮するようになり、否が応でも鬼であることを認識させられてしまった蒼子。しかし、いつしか愛し合うようになっていた彬と共に生きるため、人間になりたいと切望する蒼子は、鬼門を滅ぼすことを決意する。
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[編集] 主な登場人物
- 桐生 蒼子(きりゅう そうこ)
- 主人公。高校1年生16歳の女子高校生として登場する。人食い鬼の一族鬼門を統べる長「東家の蒼龍」であり、鬼門最後の女王である羅睺(らごう)の髪の毛から作られ、16歳まで育てられたクローンである。蒼い鬼火を操り、人の精気を吸い、人を新たな鬼門の一族へと作り変える(蒼魂)を生み出す能力を持つ。
- 鬼である自らの存在を厭い、鬼門を滅ぼして人間になり、人として生きることを望んでいる。
- 西園寺 彬(さいおんじ あきら)
- 鬼門を狩る能力を持つ「西家の白虎」。血が薄まってしまった西家の一族の中で、最も強い能力を持つが故にほかの兄弟を差し置いて当主となる。蒼子の命を狙っていたが、いつしか心を奪われ、蒼子と愛し合うようになってしまった。
- 桐生 高雄(きりゅう たかお)
- 精神を操る力を持つ「北家の玄武」。蒼子の兄として一緒に暮らしていた。羅睺の再生と鬼門復活を望み、暗躍する。
- 鬼門が滅んだ際、「南家の朱雀」の能力により首だけの存在になり、不老不死となる。首は南家の隠れ屋にあり、普段は影(分身)で登場している。羅睺の夫であり、緋子の父でもある。
- 緋子(ひこ)
- 物語登場時は計都(けいと)。羅睺の妹の髪の毛から再生されたクローンであるとされている。人間側につき鬼門を滅ぼそうとする蒼子に反発し、蒼子を殺して自らが次の「蒼龍」になろうとする。のちに蒼子から「緋子」と命名され、滅んだ「南家の朱雀」を継ぐように命じられる。
- その正体は羅睺と高雄の間に生まれた娘。
- 西園寺 忍(さいおんじ しのぶ)
- 彬の叔父で事実上西園寺財閥を指揮している。盲目でボウという盲導犬と一緒にいる。
- 西園寺 椋(さいおんじ りょう)
- 彬の腹違いの兄。長兄。彬には劣るが鬼を狩る能力を持っていた。蒼子に精気を食われ死亡。
- 西園寺 楷(さいおんじ かい)
- 彬の腹違いの弟。三男。彬には劣るが鬼を狩る能力を持つ。蒼子と彬に協力的な立場を取る。
- 西園寺 檀(さいおんじ まゆみ)
- 彬の腹違いの妹。西園寺4兄妹の末っ子。椋と同母。血が薄まってしまった西園寺家の血を濃く次代に残すため、彬に迫る。
以上で登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] ドラマCD
1993年に発売された。