肉の蝋人形 (1953年の映画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
肉の蝋人形 House of Wax |
|
監督 | アンドレ・ド・トス |
---|---|
製作 | ブライアン・フォイ |
脚本 | クレーン・ウィルバー |
出演者 | ヴィンセント・プライス |
音楽 | デヴィッド・バトルフ |
撮影 | バート・グレノン ペヴァレル・マーレイ |
編集 | ルーディ・ファー |
公開 | 1953年4月25日 |
上映時間 | 90分 |
製作国 | アメリカ |
言語 | 英語 |
制作費 | $658,000 |
allcinema | |
IMDb | |
肉の蝋人形(にくのろうにんぎょう,House of Wax)は、1953年のアメリカ映画。ホラー映画。チャールズ・ベルデンの戯曲を原作とした、「肉の蝋人形」"Mystery of the Wax Museum"(1933年)に続く2度目の映画化。
偏光フィルターのメガネをかけて見る3D(立体)カラー映画として制作され、日本でも3Dで封切られている。音響は6本サウンドトラックによる立体音響。
目次 |
[編集] キャスト
- ヴィンセント・プライス
- フランク・ラヴジョイ
- チャールズ・ブロンソン
[編集] ストーリー
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
蝋人形の製作に情熱を傾けるジャロッド教授だが、細々と開いている蝋人形館の出資者バークが、屋敷を燃やして保険金を頂こうと企み、ジャロッドの目の前で蝋人形館に火を放ってしまった。
館は焼け落ち、これまで苦心して作ってきた蝋人形は溶けてしまい、そしてジャロッドはその火事の中姿を消した。一般には死んだものと思われていたが、体に重度の火傷を負いながらも生きていて、バークへの復讐に燃えているのだった。
だが、その事件のショックで復讐だけでは物足りなくなり、「本物の人間を蝋人形にしてしまう」という悪行をやるようになる。人を殺しては死体を盗み、それを蝋で固めて人形にしてしまうのだ。
いつの間にか二人の協力者を見つけたジャロッドは、次々と蝋人形を製作し、蝋人形館をオープン。消失した蝋人形館にあった芸術志向は影を潜め、拷問や処刑をされてる人間の蝋人形が展示されている、見世物志向の蝋人形館となっていた。そしてそこには、殺害したバークの蝋人形もしっかり展示されているのだった。
だが、展示されている蝋人形の一体が、謎の怪人に殺された友人とそっくりなのに気付いたスーという女性が、この蝋人形館に不信感を抱く。その一方、ジャロッドもこのスーがかつての最高傑作「マリー・アントワネットの蝋人形」と似ていた事から、スーを蝋人形にしてやろうと企むのだった。
以上で物語・作品に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] DVD
正規版DVDが発売中で、大変珍しい両面1層となり、A面に1953年版、B面に1933年版が入る。尚、DVDは立体映像・立体音響ではない。
[編集] 関連項目
類似作品