美希刺繍工芸
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株式会社美希刺繍工芸(みきししゅうこうげい)は、広島県 福山市の刺しゅうメーカーである。
企業規模は小さいものの、独自の技術力、提案力から生み出された独創的な商品及び、顧客の要望に応える安定した生産能力を持っており、世界中のデザイナーから注目されている[1]。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | 日本 720-1131 広島県福山市新市町新市205-11 |
電話番号 | 084-976-5919 |
設立 | 1969年 |
業種 | アパレル縫製 |
事業内容 | 刺しゅう制作 |
代表者 | 苗代次郎 |
資本金 | 1000万円 |
売上高 | 1億1000万円(2006年9月期) |
従業員数 | 15名 |
[編集] 概要
独自の技術力、提案力から生み出された独創的な商品及び、顧客の要望に応える安定した生産能力を持った刺しゅう会社として、注目を集めている。
「ワラカット刺しゅう」などの独自技術の背景には、社長の苗代次郎が若い頃に縫製企業で培った、ミシンへの豊富な知識がある。あらゆるミシンの修理等で得た知識、経験を刺しゅう機へ応用することにより、独創的なアイデアを製品に落とし込んでいる[1]。また、美希刺繍工芸の技術力は商品開発だけでなく、商品生産能力にも活かされている。他の企業であれば手作業で行わなければならない作業でも、美希刺繍工芸では刺しゅう機を活用することにより、量産体制を築いている。こうした技術は、他社が真似しようと思っても容易に実現できるものではない[1]。
パリコレへの出展(1999年に初出展)で世界中から注目を集めているほか、ジャパン・クリエーション(日本国内最大の繊維 見本市)、ジャパン・テキスタイル・コンテストでも注目を集めており、高い技術力によって世界で活躍する中小企業の一つといえる[1]。