美保関町
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美保関町(みほのせきちょう)は、島根県にあった町。漁港。2005年3月31日に松江市、鹿島町、島根町、宍道町、八雲村、玉湯町、八束町と新設合併して新しい松江市に成った為、行政地域としては消滅したが、編入後も「島根県松江市美保関町」として地名は残された。
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[編集] 地理
顕著なリアス式海岸である島根半島の中央から東端にかけての地域。漁業と観光の町として知られ、釣りのメッカでもある。
[編集] 歴史
古くからの海上交通の要所、風待ちの港として栄えたまち。朝鮮半島等との環日本海交易の拠点であった美保関は、たたら製鉄による鉄の輸出港として繁栄し、足利時代には将軍の直轄領になる。江戸時代には北前船交易の要所としても繁栄し、多くの廻船問屋などが存在した。現在も多くの古墳が発見されている。
[編集] 伝統文化
事代主の神(ことしろぬしのかみ、通称恵比寿様)の総本宮である美保神社や、世界歴史的灯台百選に選出された美保関灯台、民謡、関の五本松節で知られる五本松公園(現在は4代目の松の幼木が植えられている)などを有する。
[編集] 名 所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 美保神社
- 関の五本松
- 青石畳通り
- 仏谷寺
- 美保関灯台
- 美保館 本館・旧本館