綺譚倶楽部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィキポータル |
漫画作品 |
日本の漫画作品 |
漫画家 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
『綺譚倶楽部』(きたんくらぶ)は少女漫画家JETの代表作の一つ。コミック全6巻、文庫版全4巻。
よくよく魔に魅入られやすい新聞記者金大中小介(金田一耕助をもじったもの)と久我雅夢を主人公とした、大正時代を舞台とするスプラッタホラーである。
主人公の一人である久我雅夢が、鬼に属する種族であることを示唆する場面が作中にある。どんな鬼なのかは不明だが、少なくとも吸血鬼ではない(文庫の《冬》に収録された『吸血』で、本人が吸血鬼ではないと語っている)。
彼は心臓が止まっても死なず、首が胴体と離れても死なない。雅夢の殺し方(?)は、本人談という形で文庫版《秋》に収録されている『妖刀鬼』に書かれている。また子供時代に、気の狂った母親を殺して出奔したことが分かっている。
当シリーズは、コミック6巻目(ネムキコミック2巻目)でやや中途半端な結末となっている。 作者本人が「これ以上描く意志が無い」と明言している(文庫版4巻あとがき)ため、続編はないもの受け止められているが、続編を期待して待っている愛読者は少なくないと思われる。