空飛ぶ円盤恐怖の襲撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『空飛ぶ円盤恐怖の襲撃』(そらとぶえんばんきょうふのしゅうげき)は、国光映画製作・新東宝配給により、1956年11月7日に公開された特撮映画である。
目次 |
[編集] 概要
本作はその題名から、同年8月に日本でも公開された、レイ・ハリーハウゼンが特撮を担当した『世紀の謎・空飛ぶ円盤地球を襲撃す』の便乗作品であることは明白だが、監督・脚本は東宝でゴジラシリーズなど多くの特撮映画の脚本を担当した関沢新一である。関沢にとっては唯一の監督作品であるが、長らくフィルムが行方不明となっていて現在では残された数枚のスチルと脚本でしか接することができず、映像素材の発見が待たれている幻の映画である。
その特撮シーンの一部がTVシリーズ『遊星王子』のオープニングに流用されているという説もあるが、前述の理由のため、現在では確認する術がない。
[編集] ストーリー
米ソが対立していた冷戦時代、空飛ぶ円盤が世界の各都市に襲撃し、日本にも襲来。怪ロボットと共に自衛隊の攻撃を退けて都市を破壊するが、保科博士が制作していた秘密兵器・R1号によって潰滅する。
[編集] スタッフ
- 監督、脚本:関沢新一
- 特撮:新東宝特殊技術部、上村貞夫、西谷重次
- 音楽:草川哲