秋月城
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秋月城 (福岡県) |
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通称 | 杉本城 |
城郭構造 | 平山城 |
築城主 | 秋月種雄 |
築城年 | 建仁3年(1203年) |
主な改修者 | 黒田長興(改築) |
主な城主 | 秋月氏、黒田氏 |
廃城年 | 明治4年(1871年) |
遺構 | 長屋門、大手門、石垣、堀 |
指定文化財 | なし |
再建造物 | なし |
位置 | 北緯33度47分19.35秒 東経130度48分7.89秒 |
秋月城(あきづきじょう)は福岡県朝倉市秋月町にあった城及び城構えの陣屋。秋月陣屋とも。
[編集] 概要
福岡藩の支藩秋月藩の藩庁であり、黒田氏が居城していた。現在は戦乱により一部の建物を残して城跡となっている。
[編集] 歴史
- 1203年、秋月種雄が秋月城を築城。
- 秋月氏12代種実の時代、秋月氏は最盛期を迎えるものの、1587年の九州征伐に乗り出した豊臣秀吉に敗れ、日向国高鍋に移封された。これにより、秋月城は廃城となる。
- 1624年、福岡藩主黒田長政の三男、黒田長興が5万石を与えられ分封。これが秋月藩の誕生である。分封した黒田長興は、九州征伐以降廃城となっていた秋月城を大幅に改修し、陣屋を置いた。以後、黒田氏12代続き、明治維新を迎えた。
- 1876年10月27日、秋月の乱によって秋月城は破壊される。