盛岡南インターチェンジ

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盛岡南インターチェンジ（もりおかみなみインターチェンジ）は、岩手県盛岡市にある東北自動車道のインターチェンジである。

盛岡南インターチェンジのデータ
所属路線名	東北自動車道
IC番号	41
本線出口標識の表記	盛岡南宮古
川口JCTからの距離	505.1km
通行台数	10,340台/日
所在地	〒028-3441
岩手県盛岡市羽場11地割66
表・話・編・歴

[編集] 道路

東北自動車道（41番）

[編集] 接続する道路

岩手県道36号上米内湯沢線

[編集] 周辺

旧都南村区域を東西に横切る広い4車線道路が走っており、それに接するのが盛岡南インターチェンジである。東に向かえばショッピングモールが広がっていて、旧都南の中枢をなす地区である。西に向かえば、盛岡流通センターへ向かう。関東圏や関西圏のナンバープレートをつけた20t超えの大型トラックやトレーラーが多数見られる。

1区間北へ向かった盛岡ICほどの周辺の盛り上がりはないが、矢巾町などの盛岡市に南部で接する町村とのアクセスもよい為、利用者層は多岐にわたる。

ICを降りてからも、高速道路と同じ程度の車道幅を有する道路と接している為、速度の出しすぎに注意が必要である。

[編集] 社会実験

2003年 10月18日から12月17日まで、本ICから2箇所北へ向かった滝沢ICの間で、区間限定で通行料金の割引を行う社会実験が行われた。開始日から11月14日までは約3割引、11月15日から終了日までは約5割引の割引という、地方都市としては珍しい試みであった。これには、地方都市ならではの理由がある。

盛岡市は県庁所在地であるが、公共交通機関である鉄道の発達はあまり見られず、路線バスは降雪・凍結の時期である冬季は遅延は当たり前である。また、通勤を自家用車に頼る地方都市である盛岡では、国道4号を盛岡市中心部へ向かう慢性的な混雑の緩和は急務であった。

期間内であれば走行可能な全車種で、時間を問わず割引の対象であった為、「せっかくだし」使うというユーザーも多かったのは事実である。

また、国道46号館坂橋交差点では交通量の減少が確認できたほか、対象区間では交通量の増加も見られた。

盛岡広域圏である矢巾町域と滝沢村域を、安価かつ滑らかに移動できるという意味ではメリットの多かった社会実験ではあったが、通勤時間帯は、「渋滞箇所を通過する車」よりも「渋滞箇所付近に用事のある車」の交通量が多かったことが、今回の社会実験で得られた最大の結果であったはずである。市民の中には、「普段からこの割引率ならばもっと使うのに」という声もあがっている事は確かであるが、ETCの普及に伴って同様の割引を得られるので、社会実験を踏まえた今後についての一切は不明である。