皆春院
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皆春院 (かいしゅんいん、生年不詳-天保14年5月10日(1843年))、は江戸時代後期の女性で11代将軍・徳川家斉の側室。俗名はお八重の方。姓は土屋氏。実父は御三卿・清水徳川家の家臣・牧野多門忠克。義父は土屋弥三郎知光。家斉との間に徳川斉明、盛姫(鍋島直正室)、池田斉衆、松平斉民、信之進、喜代姫(酒井忠学室)、松平斉良、蜂須賀斉裕の6男2女がいる。
[編集] 生涯
お八重の方は文化5年(1808年)頃に家斉の側室となった。側室となった当初はお美尾と称したが、のちにお八重の方に名を改める。天保14年(1841年)に家斉が死去、お八重の方は落飾して皆春院と号した。この折に剃髪を願い出たが許可されず摘髪となった。また、家斉没後に与えられた大奥での位は上臈御年寄上座であるが、あくまで形式上の物と思われる。のちに二之丸に引き移り、天保14年5月10日(1843年)にそこで死去した。葬地は不明。