王念孫
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王念孫(おう・ねんそん、1744年-1832年)は清代中国の学者。字は懐祖。石臞先生と称せられる。王安国の子であり、王引之の父でもある。
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[編集] 略歴
高郵(江蘇省)の出身。1775年の進士であり、庶吉士となる。永定河道の長官となり、名声が高かった。のちに官職を辞して郷里に帰り、汪中・劉台拱・程瑤田などと交友を結ぶ。ふたたび朝廷に召されて工部主事となり、治水工事に貢献した。89歳で没する。
[編集] 学術
戴震を師とし、段玉裁・李惇・賈田祖・汪中・劉台拱・程瑤田を友とし、清朝学術の正統派といわれ、特に音韻訓詁を深く考究し、爾雅・説文に長じていた。古韻を分けて21部とし、古書伝書の誤りを正した。
[編集] 著作
- 『広雅疏証』23巻
- 『読書雑志』82巻
- 『王石臞先生遺文』4巻(羅振玉・編修)
[編集] 参考
- 『清史稿』487
- 『清史列伝』68
- 『国朝先正事略』16
- 『国朝漢学師承記』5
- 劉盻遂『王石臞先生年譜』