瀧乃湯 (台湾)
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瀧乃湯(たきのゆ)は台湾台北市北投区光明路244(北投温泉)にある銭湯(公衆浴場)。
[編集] 概要
台湾ではかつて殆どの公衆浴場において水着の着用が義務づけられていたが、ここでは全裸で入浴する。男湯・女湯があり、それぞれ浴槽と洗い場、脱衣場から構成されている。洗い場には水道水の出るシャワーが設置されているが温水は出ない。
泉質は強酸性で硫黄に若干のラドンが混ざっている。なお浴槽内の湯温は高く44度前後である。
[編集] 歴史
創業は日本統治時代の明治40年(1907年)で、台湾に現存する浴場の中では最古の部類にあたる。大正12年(1923年)には昭和天皇(当時は皇太子)が訪れ、入浴した。敷地内には皇太子来訪を記念した石碑が残されている。
北投石はこの瀧乃湯の目の前を流れる川で初めて発見された。