源俊

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源俊（みなもとのすぐる、生没年不詳）は、平安時代中期の官人・歌人。嵯峨源氏。大納言源定の五男・右大弁源唱の子。母は橘善基女。兄弟に洪・泉・周子（醍醐天皇更衣）らがいた。子に把・沃・源満仲室がいる。

延長年間から天慶年間にかけて（923年－947年）、蔵人を務めた。少将使宣旨を務め、天慶・天暦年間（938年－957年）頃に権右少弁となる。最終官位は従四位上右中弁・近江守だった。『後撰和歌集』に「久しくも恋ひわたる哉住の江の岸に年ふる松ならなくに」（歌番号672）の和歌1首が入集する他、延喜21年（921年）及び延喜22年（922年）の内裏菊合にも出詠している。

彼の娘は、鎮守府将軍源満仲に嫁して源頼光・源頼平及び源賢法眼らを産んだ。

[編集] 参考文献

角田文衛監修『平安時代史事典』角川書店、1994年。
近藤敏喬編『宮廷公家系図集覧』東京堂出版、1994年。

カテゴリ: 平安時代の人物 | 歌人 | 平安時代の歌人 | 源氏 | 嵯峨源氏

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