機械保全技能士
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機械保全技能士(きかいほぜんぎのうし)とは、国家資格である技能検定制度の一種で、職業能力開発促進法第47条第1項による指定試験機関(中央職業能力開発協会及び各都道府県職業能力開発協会)が実施する機械保全技能士に関する学科及び実技試験に合格した者をいう。 なお職業能力開発促進法により、機械保全技能士資格を持っていないものが機械保全技能士と称することは禁じられている。
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[編集] 区分
機械保全の中で機械系保全作業、電気系保全作業、設備診断作業に分かれる。
[編集] 級別
機械系保全作業、電気系保全作業、設備診断作業ともに1級、2級の別がある。
[編集] 実技作業試験内容
[編集] 機械保全(機械系保全作業)
- 1級:潤滑油の判定、機械主要構成要素に生ずる欠陥の原因判定、機械の異常時における検査方法、原因判定及び対応措置、密封装置の特徴及び使用方法等について行う。試験時間=1時間20分
- 2級:潤滑油の判定、機械主要構成要素に生ずる欠陥の原因判定、機械の異常時における検査方法、原因判定及び対応措置、密封装置の特徴及び使用方法等について行う。試験時間=1時間20分
[編集] 機械保全(電気系保全作業)
- 1級
課題1・2)プログラマブルコントローラ(PC)を用いて、シーケンスタイムチャートの回路を組立て、プログラムを入力する。また、指示された仕様の追加を行う。 課題1にて、3入力・4出力の配線作業を行い、基本タイムチャートのプログラムを入力する。 課題2にて、課題1の回路を使用し、指示された3つの仕様変更を行う。 標準時間が、50分で打ち切りが60分の試験時間である。
課題3)リレー及びタイマリレーの点検を行う。また、有接点シーケンス回路を点検し、不良箇所の修復を行う。 リレー及びタイマーの不良判定を行い答える。この時の良品リレーとタイマーを有接点回路に使用し、 タイムチャートが提示され、配線の修正作業を3箇所行う(断線・線なし・誤配線) 標準時間が、30分で打ち切りが50分の試験時間である。
合計試験時間=1時間50分
- 2級
課題1・2)プログラマブルコントローラ(PC)を用いて、シーケンスタイムチャートの回路を組立て、プログラムを入力する。また、指示された仕様の追加を行う。 課題1にて、2級は3入力・3出力の配線作業となり、タイムチャートも簡易である。 課題2(1級と同様) 試験時間1級同様
課題3)リレー及びタイマリレーの点検を行う。また、有接点シーケンス回路を点検し、不良箇所の修復を行う。 試験時間=1時間50分 1級ではタイムチャートのみだが、2級は配線図が試験前に提示されるため簡易 試験時間1級同様
[編集] 機械保全(設備診断作業)
- 1級:総合課題(技能検定2級機械保全作業(設備診断)実技課題程度)を通して、軸受損傷、歯車の損傷、機械振動、信号処理、簡易診断、傾向管理、異常判定法。