林家きく姫
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林家 きく姫(はやしや・きくひめ、本名は松本 恋由姫(まつもと こゆき)、1970年5月8日 - )は、落語協会所属の真打落語家。
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[編集] 経歴
1987年、初代林家木久蔵(現:林家木久扇)に入門、2番弟子となる。[1]1991年に二つ目、2001年秋に東京女性落語家としては4人目となる真打昇進。古典落語を得意とし、古典を女性の視点で演出するなど高座での成長が著しく見られる。
また、1994年から出演したTBS「ジャスト」でタレント落語家としても注目され、以後テレビのレギュラー番組を持ち、ラジオや舞台にも出演している。
2001年同じく落語家柳家花緑と婚約、同居。本来ならば2002年結婚予定だったが、花緑の祖父で師匠5代目柳家小さん死去に伴い現在まで延期された状態になっている。それ以後も、2人で一緒に仕事をしており、また、周囲の理解もある為に頃合を見て結婚するのでは、といわれている。
中卒だったことに引け目を感じる部分もあり、一念発起してNHK学園高等学校に入学。忙しい仕事の合間を縫って単位を稼ぎ、2008年3月30日に無事卒業。卒業証書を受け取る模様はNHKのニュースでも取り上げられた。
[編集] メディア出演歴
- ジャスト「お宅訪問」コーナー(TBS、1994年〜不明)
- 東京サイト(テレビ朝日)
- 週刊こどもニュース(NHK、〜2005年3月)
- 陽気なトランポリン(新潟テレビ21、2006年4月〜)
- 2006年8月12日の放送で柳家花禄とのテレビ初共演を果たした。
- 知るを楽しむ「歴史に好奇心。 江戸のなんでも見てやろう 〜絢爛!博物誌の世界」(NHK、2007年2月)
- この番組では最初から最後まで花緑と共演。
[編集] 関連資料
2003年 『花禄・きく姫の落語がいっぱい-親子で楽しむ落語-』DVD全3巻(TDKコア/キングレコード)