松葉家奴・松葉家喜久奴
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松葉家奴・松葉家喜久奴は戦前から戦後にかけて活躍した漫才コンビ。
第四回上方演芸の殿堂入りを果たしている。
[編集] メンバー
松葉家奴（まつばや やっこ、1896年 - 1970年） 京都の呉服屋の息子に生まれ、芸事の道楽が嵩じて、芸界に入り、軽口、踊り、節劇、新派を経て漫才に転じた。
相方は横山エンタツ、林田十郎と変わり、1939年に最初の妻である喜蝶とコンビを組んだ。
戦後は初代・二代目の喜久奴を相方とし、派手な着物と火の用心の羽織をトレードマークとして、相方の三味線に合わせて当り鉦で合いの手を入れる独特の芸風であった。
十八番は「魚釣り」。いわゆるパントマイムであるが、彼の真骨頂ともいうべき至芸である。
松葉家喜久奴(二代目)（まつばや きくやっこ、1905年 - 没年不詳）
三味線を持ち、上記の「魚釣り」では端唄の「夕暮」を唄い、「都に名所があるわいな」と終わるところで芸も終わるという、まさに奴にはなくてはならない相方といえよう。
[編集] エピソード
奴は奇人としても有名で、優に一冊の本が書けるほどだと言われている。上岡龍太郎などがよくテレビなどでネタにしていた。
[編集] 参考文献
三田純市「昭和上方笑芸史」(学藝書林)
