松浦鉄道MR-500形気動車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
MR-500形気動車（えむあーる500がたきどうしゃ）は、松浦鉄道が保有する鉄道車両である。
目次 |
[編集] 概要
2000年の日蘭交流400周年記念事業の一環として、1999年に日本宝くじ協会からの寄贈により新潟鐵工所（現新潟トランシス）にて1両新製され、翌2000年1月から営業運転を開始した。愛称は「レトロン号」。
[編集] 構造
松浦鉄道としてはMR-400形についで2両目の車体長18mの車両であり、現在同社唯一のトイレ（真空式）設置車両。車内は全座席転換クロスシートであり、外部デザインや塗色、照明、内装などはすべてレトロ調にまとめられている。カラオケ装置搭載。
[編集] 諸元
- 定員：99人（座席46人）
- 機関：新潟鐵工所製DMF13HZ（330PS）
- 最高速度：95km/h
[編集] 運用
新製当初はたびら平戸口駅～佐世保駅を結ぶ快速列車等の固定運用に就いており、2000年1月～3月までは土休日にJRの快速「シーサイドライナー」に併結されてたびら平戸口駅～長崎駅間を直通運転したこともあった。2007年5月現在、通常は他車両と共通運用されているが、トイレ設置と車内設備を生かして夏期のビール列車や団体列車等には優先して投入されている。
