日本音楽コンクール
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日本音楽コンクール（にっぽんおんがくコンクール、1932年-）は、毎日新聞社とNHKが主催するクラシック音楽のコンクール。日本国内における権威と伝統のある音楽コンクールのひとつであり、若手音楽家の登竜門として知られる。
目次 |
[編集] 概要
- 1932年に第1回が開催された後、毎年開催され、2007年度で第76回を迎える。本選会は第67回から東京オペラシティのコンサートホール：タケミツメモリアルにて行われている。審査員は、日本国内の著名な音楽家、演奏家が名を連ねる。そして、日本国内において多数存在する音楽コンクールの中では最高の権威と伝統を誇り、他のものとはレベルにおいて一線を画すると認識されている。
- 参加資格には、作曲部門を除いた全ての演奏部門において年齢制限が設けられている（規定年齢は各部門により異なる）。
- コンクール本選会の模様は後日NHKでテレビ放映され、またNHK-FMにおいても放送される。
- コンクール終了後、毎年3月に第1位受賞者による発表演奏会が東京オペラシティにて行われる。
- 第75回現在の本選会賞金は、第1位：60万円、第2位：30万円、第3位：15万円である。
- かつては毎日新聞社単独の主催だったため、その名残で毎コンという俗称が広く認知されている。
[編集] 部門
本コンクールの審査部門には、毎年審査対象となる部門（4部門）と3年に一度審査対象となる部門（6部門）がある。
[編集] 毎年審査対象となる部門
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- 奇数年に室内楽作品、偶数年にオーケストラ作品が公募される。
[編集] 3年に一度審査対象となる部門
グループ1～3のうちひとつのグループが年ごとに順番に選ばれ、2部門がその年の審査部門となる。
[編集] 審査
本コンクールは予選会と本選会からなる。演奏部門は2回（ピアノ・バイオリン部門は3回）にわたる予選（公開）を行い、各部門ごと に本選出場者を決定する。また、作曲部門の予選は楽譜によって審査（非公開）をし、本選会への出場者を決定する。
[編集] 表彰
本コンクール本選会には第1位から第3位までの順位とは別に、下記の賞が設定されている（第75回現在）。
- コンクール委員会が推挙した1名に贈られる賞
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- 増沢賞：全部門の入賞者の中から最も印象的な演奏・作品に対し賞状と金30万円が贈られる。
- 野村賞：ピアノ部門本選最優秀賞者に賞状と金30万円が贈られる。
- 寄託賞
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- バイオリン部門
- レウカディア賞：最優秀者に賞状と記念品が贈られる。
- 鷲見賞：最優秀者に賞状と金10万円が贈られる。
- ピアノ部門
- 井口賞：最優秀者に賞状と金10万円が贈られる。
- 河合賞：最優秀者に賞状と金60万円が贈られる。
- 三宅賞：本選出場者の中から順位にこだわらず最も印象深い演奏をした者に賞状と金50万円が贈られる。
- 声楽部門
- 木下賞：本選出場者の中から日本歌曲の最優秀歌唱者に賞状と金50万円が贈られる。また本賞受賞者の本選における共演者にも賞状と金10万円が贈られることがある〔木下賞（共演）〕。
- 作曲部門
- 明治安田賞：最優秀者に賞状と金50万円が贈られる。
- フルート部門
- 加藤賞：最優秀者に賞状と記念品が贈られる。
- 吉田賞：最優秀者に賞状と金50万円が贈られる。
- チェロ部門
- 徳永賞：最優秀者に賞状と金30万円が贈られる。
- 弦楽器部門
- 黒柳賞：本選出場者の中からコンクール委員会が選定した者に賞状と金60万円が贈られる。
- 部門問わず
- 松下賞：本選出場者の中からコンクール委員会が選定した者に賞状と金60万円が贈られる。
- E.ナカミチ賞：本選出場者の中からコンクール委員会が選定した者に賞状と金60万円が贈られる。
- 聴衆賞
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- 岩谷賞：各部門の本選で聴衆による投票を行い、最多得票の者に賞状と金10万円が贈られる。
[編集] 過去の入賞者
過去の入賞者については、以下（公式サイト）を参照されたい。
[編集] 外部リンク
- オフィシャルサイト
