新潟県立自然科学館
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情報 | ||||
正式名称 | ||||
愛称 | ||||
前身 | ||||
専門分野 | 科学館 | |||
事業主体 | 新潟県 | |||
管理運営 | 自然科学館運営グループ | |||
年運営費 | ||||
延床面積 | 15,314.9m2 | |||
研究職員 | ||||
開館 | 1981年11月1日 | |||
閉館 | {{{閉館}}} | |||
所在地 | 〒950-0948 新潟県新潟市中央区女池南3-1-1 |
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電話 | 025-283-3331 |
新潟県立自然科学館(にいがたけんりつしぜんかがくかん)は、新潟市中央区女池南3丁目にある科学館。アクティオ株式会社、株式会社五藤光学研究所、株式会社トータルメディア開発研究所、株式会社新潟ビルサービスの4社(自然科学館運営グループ)が指定管理者として運営管理を行っている。
目次 |
[編集] 施設概要
多彩なファンタジーサイエンスに「見て、触れて、操作して、遊びながら」科学に対する興味を喚起できるように展示設計された、本格的な参加・体験型の大型総合科学館。鳥屋野潟湖畔に位置し、館内の展示は「自然の科学」「生活の科学」「不思議な広場」「新潟県の移り変わり」の4つの分野に分けられ、自然科学を総合的に理解できるように構成されている。
このほか、日本海側最大級のプラネタリウム、実物大の恐竜が動く「マイアサウラ劇場」、迫力ある立体映像が楽しめる「バーチャル・リアリティ劇場」、科学館オリジナル二足歩行ロボットがいる「生活を豊かにするロボット」などがあり、さらに館内では様々な実験・実演を行っている。
屋外展示場ではソーラーカーの乗車体験、西洋の古城をイメージした太陽の城、ロケットやヘリコプターがあり楽しめる。また広い花木園もあり自然観察や散策にも事欠かない。屋内の展示品が多いので、天気を気にせずゆっくりと学びながら楽しめる。
[編集] 建設の趣旨
建設当時、新潟県政に対する県民ニーズは多様化し、物質的な面だけでなく、精神的な充実感も求められる時代になっていました。新潟県では、魅力ある郷土建設のため、文化社会開発など諸施策の展開を図っていましたが、とりわけ、青少年の創造性を育む施設の充実に努めていました。このような背景の中で、新潟県が立県100年を契機に建設した県立自然科学館は、時代を担う青少年が科学を正しく理解し、心豊かで創造性に富んだ社会人として立派に成長することを願ってつくられたものであり、当県の同種文化施設の中心的存在として位置づけられるものです。【同館 施設概要 より】
[編集] 建物概要
- 敷地面積/36,656m2
- 建築面積/7,346.8m2
- 延床面積/15,314.9m2
- 着工年月日/1979年(昭和54年)10月24日
- 竣工年月日/1981年(昭和56年)7月4日
- 開館年月日/1981年(昭和56年)11月1日
- 構 造/鉄骨鉄筋コンクリート造 地上3階 地下1階建
[編集] 展示コーナー
[編集] 自然の科学
[編集] A1 天文・宇宙
地球は、銀河宇宙の中にあっては、ほんの小さな存在に過ぎませんが、そこに発生した人類は、大昔から果てしない宇宙に対して、限りない興味を持ち続けてきました。そして、科学の著しい進歩は、今、宇宙の未知の扉を少しずつ開き始めています。
このコーナーの中央に浮かぶ太陽系模型は、パイオニアやボイジャーなどの、探測器の成果をもとに作成したものです。私たちを惑星空間へと導いてくれます。
[編集] A2 地球
絶えず姿を変化させている地球を紹介しています。
このコーナーの中心に展示してある2.4mの大地球儀は、陸地のみでなく海底地形の複雑な構造もみることができるものです。その他、各種の岩石鉱物の実物標本も展示しています。
[編集] A3 地球の変遷・生物の進化
新潟県内には、3億年以上昔の岩石や化石が残っています。そのような太古の時代から現在にいたるまで、新潟県もさまざまな環境下にあったことを紹介しています。
このコーナーでは、県内で採集した化石を中心に、野尻湖の発掘で有名となり、県内でも発掘されているナウマンゾウの偉容を見ることができます。そして、過去の新潟県の様子を知ることができます。
[編集] A4 新潟県の動植物
新潟県は、長い海岸線と多雪の山岳地帯にかこまれています。そこには照葉樹林からブナ林まで、地域によりさまざまな植生があり、それにつれて、すむ動物もそれぞれかわっています。
また、海では、暖流や冷水塊の関係から、南方系の生物も北方系の生物も見ることができます。
ここでは、県内からいくつかの地域を選び、そこに生活する生物を、標本やパネルで展示し、紹介しています。
[編集] A5 ブナ林の環境と生物
ブナ林では四季をとおしてさまざまな生物が暮らしています。ブナ林は強い日差しや風雨をさえぎり、きれいな水と食料を提供し多種多様な生命を育んでいます。
ここでは、新潟県村上市に分布するブナ-ユキツバキ群落をモデルとしたオープンジオラマを使い、ブナを初めとするブナ林の植物群、そしてこの中でブナ林と深いつながりを持って生活している動物達を紹介します。
[編集] A9 「科学の目」
肉眼では観察できなかった生物の体のしくみも、科学技術を使うことにより観察が可能になります。そのことでいままで見えなかった生物の世界を知ることができます。この展示を通して、生物の世界を探求していこうという意欲がわいてくることと思います。
科学の目には、「虫めがねの世界」「鳥屋野潟の野鳥」「野外探検図鑑」「光学顕微鏡の世界」「電子顕微鏡の世界」のコーナーがあり、超ミクロの世界から超望遠カメラで探る世界までを体験できます。
中でも、電子顕微鏡は、県内では初めて一般の人が自分で操作できるもので、立体的で高い倍率の画像を観察することができます。また、二つのシンボルがあり、科学の目を象徴する「水レンズ」は順路の最初に導入シンボルとして、「DNA」は生命の基本となるものとして中央部に空間シンボルとして設置されています。電子顕微鏡の脇には大画面テレビシアターも備え、各コーナーの映像を大きく映し出すことができ、迫力のある生物の世界を観察することができます。
[編集] A10 恐竜の体と暮らし
およそ2億4700万年前から始まる中生代に、その後1億5000万年の長い期間、地上の動物の中で栄え続けたのが恐竜です。その特異な体型と大きな体、多様な種類、さらに、すでに絶滅してしまったために解明できない神秘性と、恐竜には私たちの興味をひきつけるものがたくさんあります。
近年、日本での恐竜化石の発見の報告や、世界各地での研究から、恐竜の進化や生活の様子、恐竜が生きた中生代に関して様々な情報が得られるようになりました。このような恐竜研究の資料や化石をもとに、新しい恐竜像と中生代の環境について紹介します。