新日本映像
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新日本映像(しんにほんえいぞう)とは、ピンク映画の製作・配給・興行を行う会社。「エクセスフィルム」(Xces Film)のレーベル名でピンク映画を作っている。
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[編集] 会社データ
[編集] 概要
- 1988年、長年にわたって続いてきた「日活ロマンポルノ」が終了することになり、当時にっかつにてポルノを手がけたプロデューサーたちが独立して設立したのが、当該会社である。
- 新作を作り続ける一方、ロマンポルノのフィルム等資産も引き継ぎ、新作と含めて契約映画館への配給を行っている。
- 作品の中には日活撮影所で撮られた作品が幾つか存在するが、あくまでも現在の(会社更生法適用後の)日活株式会社とは別資本の会社であり関連会社ではない。
- エクセスフィルムレーベルの作品はエクセス・ポルノと表される。エクセス・ポルノの作品は他社ポルノ作品に比べ、ドラマや作家性よりも濡れ場を重視した路線を採っている(例外もあり)。このため、作風はロマンポルノの主流とは大幅に異なり、AVやロマンポルノ末期の「ロマンⅩ」レーベル(作家性やストーリー性を出来る限り排除し、性描写をより過激にしたものでSMものが多い。AVをライバルとして誕生した)に近い内容となっている。
- エクセスフィルムには「尼寺もの」「スチュワーデスもの」「外人もの」「獣姦もの」など他社でのピンク映画では余り見られないジャンルがあるが、近年では妊婦ものや韓流ものが作られるなど企画能力は幅広い。
- 基本的に主演女優はピンク映画・エロス系Vシネマ常連女優に加えロマンポルノで活躍した女優、一作ごとの新人、演劇出身者、セクシータレント、企画ものや往年の人気AV女優などジャンルは多彩だが、出演は1、2作に留まる事がほとんど。ベテランの女優は脇役に回る事が多い。
- ごくまれなケースとして一般作品で活躍している俳優やスタッフが呼ばれることがあるが、そのほとんどは過去ロマンポルノに携わっていた由縁によるケースが多い。(実相寺昭雄、寺田農、北畑泰啓、加藤文彦など・・・・・)
- 初期では自社製作や、AV・OV製作会社との共同製作が主であったが、近年は、フィルムハウス、旦々舎といった外部のプロダクションへの発注・買取がメインである。
- 日活ロマンポルノ出身の監督としては林功、工藤雅典、大門通(浅尾政行)などがいる。ただし、実際には新田栄、浜野佐知などのピンク映画出身、山内大輔、神野太などのOV出身の監督作品が多い。過去には、佐藤寿保や今岡信治といった、「ピンク四天王」や「ピンク七福神」と呼ばれる作家性の強い監督の作品も存在する。
- 過去には韓国のポルノ映画を輸入配給していた事もある。またエロス系のVシネマ作品をタイトル、スタッフ・キャストの名義を改ざんして上映したこともあった。