斉藤豊治
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斉藤 豊治(さいとう とよじ、1942年10月6日 - )は、日本の法学者、弁護士。福井県出身。
[編集] 人物
京都大学法学部卒業、同大学院法学研究科修士課程修了(指導教官は宮内裕教授、のち平場安治教授)。京都大学法学部助手、甲南大学法学部講師、助教授、教授を経て、2001年4月に東北大学大学院法学研究科教授。2006年4月に大阪経済大学経営学部教授。2008年4月に大阪商業大学教授。 日本刑法学会理事、日本犯罪社会学会理事などを歴任。 なお、2007年に大阪弁護士会に弁護士登録を行っており、現在は弁護士としても活動しているようである(以下の外部リンク参照)。
専門は刑法・刑事訴訟法・刑事政策・少年法。ジェンダー法学関連の研究も行っている。
少年司法における厳罰化には批判的であるが、少年警察や少年審判への検察官関与などについては、少年の特性に配慮した制度の構築を提言している。「被害者と司法を考える会」の運営委員をつとめる。
[編集] 主要著書
- 『少年法研究(1)適正手続と誤判救済』(成文堂、1997年) ISBN 9784792314309
- 『少年法研究(2)少年法改正の検討』 (成文堂、2006年) ISBN 9784792317386
- 『少年法の課題と展望 第1巻』(成文堂、2005年)【守屋克彦との共編著】 ISBN 9784792316952
- 『少年法の課題と展望 第2巻』(成文堂、2006年)【守屋克彦との共編著】 ISBN 9784792316969
- 『少年司法と適正手続』(成文堂、1998年)【澤登俊雄との共編著】 ISBN 9784792314606
- 『ちょっと待って少年法改正』(日本評論社、1999年)【団藤重光・村井敏邦他との共著】
- 『環境刑法概説』(成文堂、2003年)【中山研一、神山敏雄、浅田和茂との共編著】
- 『国家秘密法制の研究』(日本評論社、1987年)
[編集] 外部リンク
- 大阪弁護士会の会員検索サイト [1]