数理社会学
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数理社会学(mathematical sociology)とは、社会学理論の中核を、数学で表現したものである。推論の厳密さと、自然言語での推論では到達できないような意外なインプリケーションを得られる点にメリットがある。また、権威主義的になりがちな学説研究に対して、論理の正しさ、誤り、前提が、数学さえ理解すれば誰にでも分かるという点で、まさっている。
主に合理的選択理論や社会ネットワーク論と結びついて発達している。
[編集] 参考文献
- 土場学ほか編『社会を<モデル>でみる』
- 三隅一人編『社会学の古典理論―数理で蘇る巨匠たち』
- 数土直紀・今田高俊編『数理社会学入門 数理社会学シリーズ (1)』
- 三隅一人・高坂健次編『シンボリック・デバイス:意味世界へのフォーマル・アプローチ 数理社会学シリーズ (5)』
- 松原望『社会を読みとく数理トレーニング:計量社会科学入門』
- R. アクセルロッド『対立と協調の科学:エージェント・ベース・モデルによる複雑系の解明』
- 盛山・海野編『秩序問題と社会的ジレンマ』
- 佐藤嘉倫『意図的社会変動の理論』
- 木村邦博『大集団のジレンマ』
- 小林淳一・木村邦博『数理の発想(アイディア)でみる社会』
- 盛山和夫『権力』 軽 いろいろな権力論.数理もある.
- 数土直紀『自由の社会理論』