手筋 (囲碁)
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手筋(てすじ)とは囲碁用語の一つで、通常より大きな効果を挙げることのできる着手のこと。多くの場合、平凡な発想では達し得ない、やや意外性を含んだ効果的な手を指すことが多い。単に「筋」(すじ)と呼ぶこともある。将棋やチェスなどにおいても同様の意味で使われる。
正しい手筋を身につけることは、囲碁上達の大きな要諦である。このため様々なレベルの手筋だけを反復練習する本が多数出版されている。
[編集] 手筋の例
相手の石を取る手筋の例として、「鶴の巣ごもり」と呼ばれる手がある。下の図のように、白が☆とトビ出して3子を逃げだそうとした場合である。
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これに対し、黒はトンだ石の間に★へワリコむのが手筋である。白が「あ」と打って逃げようとしてきたら、黒は「い」にツガず、「う」に切る。1子のアタリに構わず切る発想の飛躍が、手筋たるゆえんである。
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白は下図左「あ」と1子を取りつつ逃げるしかないが、ここで黒は「い」とアテれば全体がオイオトシとなり、白は脱出できない(下図右)。
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