手柄山
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| 手柄山 | |
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 手柄山山腹から姫路市街・姫路城を望む 右手に所々残るのがモノレール廃線跡 |
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| 標高 | 49.3 m |
| 位置 | 北緯34度49分23秒東経134度40分30秒 |
| 所在地 | 姫路市西延末など |
手柄山（てがらやま）は、兵庫県姫路市の市街地南西に位置する山。
全山が手柄山中央公園として整備されている。山のやや南部を、道路が東西に切通しで抜ける。
目次 |
[編集] 歴史
歴史への登場は古く、「播磨国風土記」に伊和里の「手苅丘」（てがりおか）として見える。「播磨国風土記」では名の由来を、「播磨近国の神々が集まり草を手で刈っていた」または「鎌を知らず手で稲刈りをしていた」ことに因む、としている。
[編集] 戦後の整備
戦後復興期、姫路市長に就任した石見元秀（在1947年～1967年）は大手前通りなどの積極的都市整備で知られるが、彼がとりわけ力を入れたのが、観光地としての手柄山の開発であった。1966年には手柄山で地方博の嚆矢とも言える「姫路大博覧会」が開催された。博覧会を機に、山上には西洋の古城を模した、おとぎの国のような建物が続々と建てられ（これらはパビリオンであったという）、また遊園地や図書館、水族館、温室植物園、展望台、陸上競技場などが集積し、手柄山は一時、まさに姫路市の一大文化拠点となった。
都心から手柄山までのアクセスには、博覧会直前にモノレールが導入された（姫路市交通局の項も参照）。これは日本でも当時2箇所しかないロッキード式モノレール（日本国内には現存しない）であったが、運行距離が1.6kmしかないこともあって博覧会後は需要が伸びず、わずか8年で休止、1979年には正式に廃止となった。モノレールの廃線桁は、現在でも市街地から手柄山へ向けて断続的に確認できる。
手柄山で忘れてならないのが、山頂にそびえる「太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔」の存在である。白亜で独特の外見を持つ高さ26mのこの塔は1956年、全国戦災都市連盟が石見元秀市長（当時。同連盟の会長を兼務していた）の誘致に応じ建立したもので、慰霊塔の手前両側に大東亜戦争で空襲を受けた1都99市13町の碑が並ぶ。2006年4月に石見利勝市長（石見元秀の三男）は、建立50年を経て老朽化した同慰霊碑の改修を表明した。
 西洋古城風建築物。手前は水族館 |
 エントランス（旧図書館跡） |
 慰霊塔 |
 モノレール 手柄山駅跡 |
[編集] 現状
近年、姫路市周辺ではモータリゼーションが著しく進み、駐車場スペースを広く取れない手柄山は相対的に衰退していった。その後新築された文化施設は市内各所に分散するようになってきてはいるが、手柄山は今なお、スポーツ関連施設を中心に姫路市文化ゾーンの一翼を担っている。
ただ惜しいことに、レンガ建ての美しい建築を誇っていた市立図書館は、本館機能の姫路城内への移転とともに取り壊されてしまった。跡地は手柄山南東から山上へのエントランスの一部となっている。なお図書館は手柄山から消えたものの、手柄山からほど近い位置に手柄分館として新築されている。
先に述べた西洋古城風の建物は現在も残り、慰霊塔や展望台などと相俟って、独特の景観を醸し出している。
[編集] 施設
- 姫路市立水族館
- 姫路市立手柄山温室植物園
- 姫路市緑の相談所
- 姫路市文化センター
- ひめじ手柄山遊園・姫路市民プール
- 手柄山回転展望台
- 太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔
- 姫路市平和資料館
- 姫路市立中央体育館
- 姫路市立姫路球場（[1]も参照）
- 姫路市立陸上競技場
- 兵庫県立武道館（[2]も参照）
[編集] アクセス
姫路市中心部から2km前後のため、直接徒歩で行けなくもない。
[編集] 鉄道
[編集] バス
※「姫路駅前」は、北口を表す。
中央体育館・姫路球場・緑の相談所へは
- 姫路駅前から市バス45系統「姫路駅南口行」で「中央体育館・姫路球場前」下車
- 姫路駅南口から市バス52系統「姫路駅前行」で「中央体育館・姫路球場前」下車
陸上競技場へは
- 姫路駅南口から市バス52系統「姫路駅前行」で「中地」下車
- 姫路駅前から市バス45系統「姫路駅南口行」で「中地」下車
- 姫路駅前から市バス29系統「新日鉄行」で「中地」下車
- 姫路駅前から市バス32・33系統「新日鉄病院行」で「中地」下車
- 姫路駅前から市バス35系統「思案橋行」で「中地」下車
温室植物園・平和資料館・県立武道館へは
- 姫路駅前から市バス45系統「姫路駅南口行」で「武道館・植物園前」下車
- 姫路駅南口から市バス52系統「姫路駅前行」で「武道館・植物園前」下車
文化センター・水族館へは
- 姫路駅南口から市バス67系統「下太田住宅行」で「文化センター前」下車
- 姫路駅南口から市バス68系統「下太田車庫行」で「文化センター前」下車
- 姫路駅南口から市バス69系統「大津行」で「文化センター前」下車
- 姫路駅南口から市バス83系統「JR網干行」で「文化センター前」下車
- 網干駅から市バス83系統「姫路駅南口行」で「文化センター前」下車
市民プール・手柄山遊園へは
- 姫路駅南口から市バス67系統「下太田住宅行」で「市民プール前」下車
- 姫路駅南口から市バス68系統「下太田車庫行」で「市民プール前」下車
- 姫路駅南口から市バス69系統「大津行」で「市民プール前」下車
- 姫路駅南口から市バス83系統「JR網干行」で「市民プール前」下車
- 網干駅から市バス83系統「姫路駅南口行」で「市民プール前」下車
[編集] 道路
- 市街地から兵庫県道62号姫路港線で南下、西側
[編集] 外部リンク
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この「手柄山」は、日本の地理に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています（P:日本の地理／P:日本の都道府県）。 |
