徳山村 (岐阜県)
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徳山村(とくやまむら)は岐阜県揖斐郡の揖斐川上流にあった村である。ダムの建設のため村民は1985年に離村。1987年には旧藤橋村(現在は揖斐川町)に編入合併し、廃止された。編入後も残っていた村民も1989年に離村。徳山ダムは、2008年5月に完成し、徳山村の可住区域は完全にダムに水没した(詳細は徳山ダム#消えた徳山村を参照)。NHK総合番組発見ふるさとの宝、NHK総合・BS2ゆるナビで紹介された。
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[編集] 地理
村の98%が森林であり、徳山本郷・下開田・上開田・山手・櫨原・塚・戸入・門入の八つの集落からなっていた。
- 山:
- 河川:揖斐川
[編集] 歴史
- 1889年(明治22年)7月1日 池田郡徳山村として成立
- 1896年(明治29年)4月18日 揖斐郡に移る
- 1987年(昭和62年)4月1日 藤橋村に編入される
- 1989年(平成元年)編入後も残っていた世帯を含め全世帯転居が完了
[編集] 徳山村の郷土資料
ダムに水没する茅葺屋根の民家を後世に残すため、いくつかの民家は県内の施設に移設復元された。
- 『徳山村史』
- 『郷土資料── 揖斐郡徳山村方言』(岐阜大学教育学部の編集発行)
- 『たれか故郷をおもわざる』大牧冨士夫著(ブックショップマイタウン)
- 『徳山ダム離村記』大牧冨士夫著(ブックショップマイタウン)
- 『ぼくの家には、むささびが棲んでいた ——徳山村の記録』大牧冨士夫著(編集グループSURE)
岐阜県百年公園に移築された旧宮川家 |
岐阜ファミリーパークに移築された旧増山家 |