御岳堂駅 (長野県)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
御岳堂駅(みたけどうえき)は1926年8月12日の開業から1963年11月1日の廃止まで設置されていた上田丸子電鉄西丸子線の駅で上田市の旧小県郡丸子町地区2番目の駅だが1955年3月31日までは同郡依田村2番目の駅であった。
[編集] 概要
当駅は小県郡依田村→丸子町依田地区の最大集落、御岳堂地籍にあったため同地域(丸子町旧町域も含め)駅舎設置・駅員配置・交換駅であった。駅は東塩田駅とは違い対面型の交換駅であった。駅の廃止後はバス停留所となっている。
[編集] 東塩田駅との共通項
当該駅と東塩田駅との共通項は駅員配置駅・駅舎設置駅・交換設備設置駅であるが実は廃止後も共通項がある。というのも所在地を示すものがなくなったためである。
上田丸子電鉄西丸子線が名実共に廃止されたのは1963年11月1日の事だが路線の廃止後(時点での)沿線自治体である塩田町・丸子町は農地改良事業を行っている。それは稲作農業を容易にするため田圃を四角く整理するものだがこれにより西丸子線の路線跡が一部を除き跡形もなくなった。交換駅である2つの駅の所在地も対象となっておりあった場所は廃止後整理されたことにより田圃となって跡形もなくなっている。農地改良事業が結果的にはあったことすらも忘れさせる要因となったといえよう。
ちなみに当駅のあった地域は昔から地酒作りが盛んな地域として知られている。
[編集] 隣の駅
上田丸子電鉄西丸子線(廃線) |
---|
下之郷 - 宮前 - 石神 - 東塩田 - 富士山 - 馬場 - 依田 - 御岳堂 - 上組 - 川端 - 寿町 - 河原町 - 西丸子 |