延杲
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延杲(えんごう、保安4年(1123年) - 元久3年3月12日(1206年4月21日))は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての真言宗の僧。「延果」とも書く。藤原北家頼宗流。曽祖父は内大臣(贈太政大臣)藤原能長。祖父は権中納言藤原長忠。父は正五位下左少弁藤原能忠(早く出家)。大僧正・東寺長者を務め、六条僧正と呼ばれた。
早くから真言宗に帰依し、東寺大僧正禎喜に従って受戒した。建久2年(1191年)東寺長者になり、その後、正治元年(1199年)大僧正になった。元久3年(1206年)3月12日、84歳で入寂した。弟子に真恵らがいる。