廃帝曄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| 政権 | 北魏 |
|---|---|
| 廟号 | （なし） |
| 諡号 | （なし） |
| 姓・諱 | 元曄 |
| 生没年 | 生年不詳 - 532年 |
| 在位期間 | 530年 - 531年 |
| 父 | 扶風王・元怡 |
| 母 | 衛氏 |
| 陵墓 | |
| 元号 | 建明 530年 - 531年 |
廃帝曄（はいてい よう、? - 532年、在位：530年 - 531年）は、北魏の第11代皇帝。字は華興。曾祖父は太武帝の拓跋燾の長男である皇太子の拓跋晃（諡号は恭宗・景穆帝）で、祖父は南安王の元禎（文成帝の弟）、父は扶風王の元怡である。生母は衛氏。
目次 |
[編集] 生涯
北魏の宗室として、起居郎から通直散騎常侍に昇進した。孝荘帝の代に長広王に封ぜられ、また太原太守として赴任し、行并州事をも兼ねていた。
530年、当時の北魏の実力者であった爾朱栄が孝荘帝によって殺害され、その後孝荘帝が爾朱栄の一族の手で殺害された後、爾朱栄の一族の爾朱世隆（栄の甥）らによって北魏の皇帝として擁立された。代わって庶長兄の元賜が長広王に封じられたという。
だが宗室の傍系であり、また人望にも欠如していめ、爾朱世隆らによって531年に廃され、その後即位した節閔帝によって東海王に封じられた。翌532年に後難を除くべく、爾朱世隆らが孝武帝の承認を得て殺害したという。
[編集] 宗室
[編集] 后妃
- 爾朱皇后
[編集] 息子
- 元光（長平王→東海王）
（魏書本紀11巻による）
[編集] 娘
不詳
|
|
