広成子
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広成子(こうせいし)は中国の小説「封神演義」や「神仙伝」に登場する崑崙十二大師のひとり。
[編集] 神仙伝での広成子
古代の仙人で崆峒山の石の部屋で暮らしていた。 広成子が1200歳の時に黄帝が訪ねてきて世の中が落ち着かないと言って追い返した。黄帝は3ヶ月間閉居し、また訪ねてきたので長生の道を説いた。
[編集] 封神演義の広成子
九仙山の桃源洞に洞府を構える。黄巾力士に、処刑寸前の殷郊をつれてこさせ弟子にする。 十絶陣では、金光聖母の金光陣を破る。また、火霊聖母を、番天印でたおし、闡截激突の原因をつくり、誅仙陣・万仙陣の戦いで南の陣屋に斬り込んだ。戦後に入釈成仏する。 番天印や誅仙陣を破るための誅仙剣の宝貝をもっており、身を守る八卦紫寿仙衣をまとっている。