岩田橋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
岩田橋(いわたばし)は、三重県津市の岩田川に架かる国道23号(伊勢街道)の橋である。
[編集] 歴史・概要
初めて岩田橋が架橋された時期は不明であるが、江戸時代初期には木橋が架けられ、欄干が擬宝珠で装飾されていた。「参宮道中の橋に擬宝珠をつけたのは、瀬田の唐橋とこの岩田橋以外には天下にない」といわれれていた。当時の橋の大きさは幅三間(約5.4m)、長さ三十六間(約65m)だった。
その後、何度か架け替え工事が行われたが、擬宝珠はその都度流用され、戦災で焼失するまで使用された。残った擬宝珠は津市が保管している。
現在の橋は1960年(昭和35年)に架け替えられ、その後車線が拡張されている。
- 北詰 三重県津市東丸の内(岩田橋北交差点:国道163号・三重県道508号交点)
- 南詰 三重県津市本町(岩田橋南詰交差点)
- 車線数 6車線
[編集] 沿線風景
岩田橋以北は省庁、本社支店などが存在し幅員50mの8車線道路である。また、橋の手前の松菱とよばれる津市最大の百貨店がある。南詰西に百五銀行本店がある。以南はショッピングセンターなどが存在している。