少女革命
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少女革命(しょうじょかくめい)は、一水社から発行されていた漫画雑誌。1998年11月号から2004年11月号まで発行された。
[編集] 概要
少女の立場に立った上での、セックス(を当然のものとして)込みの恋愛漫画(いわゆる、ひとつのティーンズラブ漫画)が収められた雑誌だった。
[編集] 歴史
もともとは1998年春に、一水社の関連会社である光彩書房から出版されたアンソロジー単行本のタイトルだった。 内容は、ボーイズラブ漫画家による少女漫画(ただし、性的表現あり)の作品集だった。
その後、ほぼ同じ内容で季刊誌として創刊されたが、好評につき1999年2月号から隔月刊誌に昇格した。 さらに、作家陣も、ボーイズラブ漫画家のみならず、「少革オリジナル」とでも言うべき漫画家(雪村理子、加納みきがその代表的存在)も登場、2000年から2001年にかけて全盛期を迎える。
しかし、いわゆる「A5版・平とじ」の形の雑誌がこの手の少女漫画雑誌の主流になってくると、それらに対抗すべく、2002年1月号から月刊化した。しかし、再録が目立ち、作家陣の中にも画力が低下する者まで現れるようになったこともあり、わずか1年足らずで隔月刊誌に格下げ、さらに2004年1月号からは、雑誌転換以来続けてきた「A4版変形・中とじ」から「A5版・平とじ」にリニューアル、それに伴いページ数も増加した。しかし、それに見合った作家陣の確保がうまくいかなかったこともあり、再録続きと作家陣の質の低下はますます酷くなる一方で、愛読者からも見放され、一度失った信頼と勢いを取り戻すことはもはや出来なかった。
そして2004年11月号をもって事実上廃刊、6年の歴史に幕を閉じた。その廃刊号は、表紙と背表紙の号数の横に「Final」という文字がとってつけたように書かれ、さらに廃刊号につきものと言える「休刊のお知らせ」らしきものがどこにも出ていない、一世を風靡した雑誌にしては、あまりに淋しいものだった。