対物剤
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対物剤(たいぶつざい)とは機械や施設などの物を対象とした化学兵器である。 1960年代に人員を殺傷することなく兵器のみを破壊することが出来れば平和的な制圧が可能になるとして研究されていた。
パイロフォリックのように内燃機関に作用して自動車や戦車などを無力化することを狙った物、 「インスタントバナナの皮」と呼ばれる機動阻止システムはテフロンと油の混合物を散布して滑りやすくすることで行動を阻害する物、 また、接着剤を散布して人間や機材をくっつけてしまうことで無力化する兵器なども研究されている。 あまり意味が無いとして凍結されていたが、近年では非致死性兵器の一種として再評価されている。
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血液剤 : | シアン化塩素 (CK) – シアン化水素(AC) | |
びらん剤: | ルイサイト (L) – サルファマスタード (HD, H, HT, HL, HQ) – ナイトロジェンマスタード (HN1, HN2, HN3) – ホスゲンオキシム (CX) – エチルジクロロアルシン(ED) | |
神経ガス: | G剤: タブン (GA) – サリン (GB) – ソマン (GD) – シクロサリン (GF) – GVガス | |
窒息剤: | 塩素ガス – クロロピクリン (PS) – ホスゲン (CG) – ジホスゲン (DP) | |
無力化ガス: | Agent 15 (BZ) – KOLOKOL-1 | |
嘔吐剤: | アダムサイト – ジフェニルクロロアルシン – ジフェニルシアノアルシン | |
催涙剤: | トウガラシスプレー (OC) – CSガス – CNガス (mace) – CRガス | |
焼夷剤: | 三フッ化塩素 | |
対物剤: | パイロフォリック |