家族ゲーム (漫画)
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『家族ゲーム』(かぞくげーむ)は鈴城芹作の漫画。「電撃4コマ」連載。
2006年11月メディアワークスからコミックス第1巻が発売された。現在、第3巻まで発刊されている。
本間洋平による同名の小説とは一切関係ない。
目次 |
[編集] あらすじ
ゲーム好きの一家である遊佐家の人々を中心に恋愛や受験・進学などを描いていく4コマストーリー漫画。
[編集] 登場人物
[編集] 遊佐家の人々
- 遊佐真言(ゆさ まこと)
- 遊佐家の長女。初登場時:中学1年→2008年4月現在高校2年。
- 典型的なやりこみゲーマーで主にSRPGやSLGを中心にプレイ。しばしば徹夜プレイをするが、その後壊れた言動をしてしまうこともある。中学2年までは葵と同じ部屋だったが、受験を期に征爾とゆきえのゲーム保管部屋をつぶしてそちらを自室とすることになった。
- 後に母の影響でネットゲーム(MMORPG)にも手を出すようになり偶然知り合った由寿や陽良子のキャラと共にパーティーを組んでプレイしている。
- 葵よりも胸がないことを気にしている。また西浦に想いを寄せられているもののまったく気がついていない。
- 遊佐葵(ゆさ あおい)
- 遊佐家の次女。初登場時:小学4年→2008年4月現在中学2年。
- アクションゲーム専門のゲーマーで特に格闘ゲームを好んでプレイする。「プレイしていると無意識に技を繰り出してしまう」という体質の持ち主。その威力は大の大人である征爾や西浦を蹴り一発で吹き飛ばし、母ゆきえの手を骨折させてしまうほど。このため自室のベッドには自爆防止用にキックミトンが巻かれている。
- 悟とは同じ格闘ゲームの愛好家で同じ体質の持ち主ということで意気投合。毎日のように対戦をしているうちにお互いに好意を持ち告白、現在は本人曰く「好敵手(とも)」として付き合っているとのこと。
- 遊佐ゆきえ(ゆさ ゆきえ)
- 遊佐家の主婦であり、遊佐家のヒエラルキーの頂点に立つ存在。家事の傍らゲーム雑誌のコラムニストとして活動する兼業主婦。
- MMORPGをメインにプレイしており、現在は義父、義母や近所の人々とパーティーを組んで活動することが多い。パーティーでの挨拶は「今日の下着の色」であり、ゆきえ本人のストックが切れてしまうため、時々娘たちの下着の色を(場合によっては実力行使で)使うことがある。
- 夫である征爾とは中学時代の家庭教師として出会い、恋愛の末の結婚。現在も娘達からは「熟年バカップル」と呼ばれるほど。
- 性格はMMORPGのパーティーメンバーによると「ナチュラルに外道」。娘達の成長に伴って出費が増えると夫の小遣いや食費を削りまくる反面、自分のゲーム代は削らない。
- 遊佐征爾(ゆさ せいじ)
- 遊佐家の大黒柱で現在大学の助教授。
- 美少女ゲーム等いわゆるギャルゲーをメインにプレイしており、自室に置ききれないゲームや関連商品はゆきえの積みゲーとともに別の部屋に保管している(以前の保管部屋は真言の部屋にされたため、現在は別の場所に保管しているらしい)。
- 妻のゆきえにより小遣いや食費を削られまくっているため、ゲームを買うために通勤は自宅から徒歩(3時間)、昼飯は缶コーラ一本だけという生活を余儀なくされているが、妻や娘への愛情は深い。
[編集] 真言の友人
- 温水由寿(ぬくみず ゆず)
- 母子家庭で、兄である尚武を父親代わりとして育った少女。得意なゲームはシューティング(STG)で、兄に恋愛感情を持っている。
- オンラインMMORPGにも手を出しており、最初の頃はゆきえやその義母(征爾の母親)のキャラ達と一緒に行動することがよくあったが、最近は真言や陽良子のキャラとよく行動を共にしている。ただし中学卒業直前までお互いが一緒にプレイしているということは知らなかった。
- 家庭教師となった陽良子とは当初一方的に敵視していたが、現在は恋敵兼友人というところに落ち着いている。
- 名前の由来は風呂/温泉と柚子湯から。
- 三石窓香(みついし まどか)
- ボーイズラブ(BL)好きで、よく読む書籍もBL、よくやるゲームもBL。
- 父親もゲーム好きだが、窓香により同じ趣味(BL好き)になった。ただしカップリングの好みは窓香と異なるらしい。
- 成績は非常に良く、5教科合計500点(要するに全教科満点)を取ったりする。
- 進学先が異なるため、高校生になってからは出番が減っている。
- 真言の友人内では唯一の彼氏もち。
- 名前の由来は円周率(3.14)と円から。
- 小山田優(おやまだ ゆう)
- 窓香の彼氏。BL好き。
- 中学時代、一度窓香にラブレターを出したものの、その内容(世間一般的には女性に対する褒め言葉ではないことが嗜好として書かれていた)により酷い目に遭わされている。しかし、その後窓香の趣味に話を合わせられるようと努力した結果BLにはまった。
- 中三になったとき窓香と同じクラスになり、そこで改めて告白して彼氏になれた。既に窓香の両親とも会っており、特に父親とBL好きな点で話が合ったことから気に入られている模様。
- 名前の由来は女の子っぽい容姿から女形(おやま)と太夫(たゆう)から。
- 永妙寺映奈(えいみょうじ えな)
- 中学時代は真面目な風紀委員だったが、修学旅行の際に窓香から借りた本によりBLにはまってしまった。その後ショタにも目覚めた。
- もともと使い捨てキャラとして考えていたらしく、名前の由来も「A苗字A名」から来ている。そういう事情もあってか、色々と不憫なキャラである。
[編集] 葵の友人
- 伊佐坂悟(いささか さとる)
- 真言のクラスメートで高校でも同級生。格闘ゲームメインだが、友人達の話に合わせるためにRPGにも手を出していた。ただしRPGはいわゆる「チートツール」を使ったクリアだったため、真言達の怒りを買い、制裁として葵と対戦させたことが二人が知り合うきっかけとなった。
- 葵同様、「格闘ゲームをしていると身体が技を出してしまう」という体質の持ち主(ただし葵と対戦時には怪我をさせないよう力を手加減している)
- 当初は葵とは「ゲーム好きの同志」であったが、次第にお互いを意識しはじめ、中学3年の秋に告白、交際することになった。(以前から二人の仲は双方の家で公認となっている)
- 江西ゆかり(えにし ゆかり)
- 葵の同級生で大会社の重役の娘。人当たりもいいが、同性に対する言動がしばしば同性愛レベルまでになるため、朱音から警戒されている。ゲームプレイ中の葵を封殺できる唯一の人物。
- 宮間朱音(みやま あかね)
- 葵の同級生でボーイッシュな容姿と性格の持ち主、ゆかりの危険な言動に対するツッコミ役でもある。葵に悟とのことを煽った。
- 水瀬紫杏(みなせ しあん)
- 葵の中学からの同級生。好きなジャンルはスプラッター系。引っ込み思案と好きなゲームジャンルが災いし、今まで友人がいなかった。最近は悟に好意を持つようになっている。
[編集] 征爾の教え子
- 西浦良明(にしうら よしあき)
- 温水の同学年で征爾の教え子、生粋のギャルゲーマー。
- 現実の女性に対してはほとんど興味を持たなかったが、夏休みに偶然真言と出会い一目ぼれ。想いを抱え込んでいたが、真言が高校受験を控えた際に「安上がりで女性に興味がないから」という理由で征爾から真言の家庭教師を依頼される。家庭教師としての能力は真言からは好評だが、肝心の想いの方はあまり伝わっていない様子。
- 温水尚武(ぬくみず なおたけ)
- 由寿の兄で征爾の教え子、主にギャルゲーでも「妹」キャラの攻略を好む。小さい頃はSTGゲーマー。
- 父親を亡くしてからは主に由寿の父親代わりとなっているが、最近の由寿の自分への恋愛感情に対して戸惑っている。
- 就職が決まっていなかったがバイト先のスーパーにそのまま就職することになった。
- 陽良子とは互いに意識しあっている状態だったが、ホワイトデーのお返しのディナーの席で(なかば成り行き)で告白。正式に付合うことになった。
- 名前の由来は風呂/温泉と菖蒲湯から。
- 今川陽良子(いまがわ ひよこ)
- 尚武の後輩(1年下)で同じ部に所属。通称「ぴよちゃん」。青森県出身。
- 母親が幼い頃に育児放棄し離婚、以後父親に育てられた為に父親に対して異性としての愛情を持っていた。陽良子が大学合格直後に父親が別の女性と結婚してしまい、しばらくの間陽良子の心に傷を残した。
- 普段は標準語だが、興奮したり、空腹で頭が回らなくなると津軽弁になってしまう。
- 経済観念が薄く、当初はゲームの為に飲食費を削って飲まず食わずの生活を送り、しばしば尚武の世話を受けたことから尚武に想いを寄せるようになる。
- オンラインゲームで知り合った真言や由寿とは当初面識はなかったものの、悩みを打ち明けることもあった。
- 現在は由寿の家庭教師をしつつ甘味屋でアルバイトを行っている。
- 乳井大好
- 鎌田大樹
- 江西ちなみ
- 藤井こずえ
- 阿南茉莉