大伴国麻呂
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大伴国麻呂(おおとものくにまろ、生没年不明)は、日本の飛鳥時代の人物である。当時の有力氏族大伴氏に属するが、系譜は不明。姓は連。675年に新羅に大使として遣わされ、翌年帰国した。
天武天皇4年7月7日(675年8月3日)に、大伴連国麻呂が大使として新羅に派遣されたことが、『日本書紀』に見える。国麻呂の冠位はこのとき小錦上で、小錦下の三宅入石を副使として伴った。翌年(676年)2月に新羅から戻った国麻呂らが到着した。国麻呂について他に知られることはない。
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 小島憲之、直木孝次郎、西宮一民、蔵中進、毛利正守・校注・訳『日本書紀』3、小学館、新編日本古典文学全集4、1998年、ISBN 4-09-658004-X。
- 坂本太郎、家永三郎、井上光貞、大野晋、校注『日本書紀』5、岩波書店、岩波文庫、1995年、ISBN 4-00-300045-5。(1993年発行の日本古典文学体系新装版『日本書紀』の文庫化)。