大仏橋
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大仏橋(おさらぎばし)は、福島県福島市の阿武隈川にかかる国道4号の橋。延長218m。
[編集] 概要
かつての国道4号を通していた信夫橋周辺の渋滞解消と、隣接している松齢橋の交通量増加に対応するため、国道4号福島南バイパス建設に伴い架橋された。当初は1973年春の開通予定であったが、年末年始の交通量の増大に対応すべく、1972年(昭和47年)12月に現在の下り線の橋を利用して対面通行で暫定的に開通させた。その後、1975年(昭和50年)に上り線の橋が開通した。
開通後はしばらく片側2車線の状態であったが、橋の北側にある福島市舟場町交差点(国道13号の起点)の混雑解消のため、下り線の橋の歩道を撤去し、国道13号山形方面に向かう車線を追加した。そのため、下り線側には1992年(平成4年)に歩道用の橋が別に架けられた。現在は上り線は2車線、下り線は3車線になっている。
薄緑色の3径間連続下路平行弦ワーレントラス橋である。橋の名称は福島城の別名、大仏城(だいぶつじょう)にちなむ。おさらぎ城の呼び名が福島で一般的になったことから「おさらぎばし」と名づけられた。
松齢橋と共にトラス橋という目立つ構造から、福島市のランドマークとなっている。