塔爾寺
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塔爾寺(たーるじ)とは青海省の省都である西寧の郊外の湟中県に位置するチベット仏教の寺院である。タール寺とも表記。チベット語ではクンブムと呼ばれる。チベット仏教ゲルク派(黄帽派)の寺院で、ゲルク派の開祖ツォンカパの生誕地としても知られる。アムド地方における主要拠点のひとつである。
1360年にツォンカパの生母が立てた仏塔がもとになっているという。1560年にリンチェン・ツォンドゥギャルツェンが再興し、50あまりの寺をかかえた。1958年には3600人以上の僧侶が在籍したが、アムド、内外モンゴル、ユグール族の出身が多かったという。文化大革命後はほぼ僧侶がラブラン寺へ移動してしまった。現在は300人ほどの僧侶が在籍している。