堀秀道
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堀 秀道(ほり ひでみち、1934年 - )は鉱物学者、鉱物標本商。博士(理学)(東北大学)。
中学時代より鉱物を愛好。櫻井欽一に師事する。都立上野高校卒業後、北里大学化学科助手、モスクワ大学地質学部留学を経て、株式会社鉱物科学研究所を設立。鉱物標本の販売、鑑定、研究を行う。
新鉱物の欽一石(kinichilite、1981)、アンモニウム白榴石(ammonioleucite、1986)、ストロナルシ石(stronalsite、1987)を発見。これらの業績に対して1986年に櫻井賞を受賞。その後も岩代石、田野畑石を発見。
同好会の主催や、ミネラルフェアの開催など、鉱物趣味の普及のための活動を行っている。著書『楽しい鉱物学』『楽しい鉱物図鑑』は日本の鉱物愛好家に広く読まていれる。「開運!なんでも鑑定団」の石の鑑定士としても知られる。
[編集] 著書・訳書
- フェルスマン 『石の思いで』 堀秀道訳、理論社〈科学の仲間〉、1956年。
- G.A.チーホフ 『宇宙にも生命は存在する - 宇宙生物学の父チーホフ自伝』 堀秀道訳、学習研究社〈ガッケンブックス〉、1964年。
- A.E.フェルスマン 『おもしろい鉱物学 - 石に親しむ基礎知識』 堀秀道訳、理論社〈少年科学文庫〉、1967年。
- ヴェ・エス・バリツキー、イェ・イェ・リシツィナ 『合成宝石』 堀秀道訳、飯田孝一追補、新装飾、1986年、ISBN 4880150142。
- 堀秀道 『楽しい鉱物学 - 基礎知識から鑑定まで』 草思社、1990年、ISBN 4-7942-0379-9。
- 堀秀道 『楽しい鉱物図鑑』 草思社、1992年、ISBN 4-7942-0483-3。
- 堀秀道 『楽しい鉱物図鑑2』 草思社、1997年、ISBN 4-7942-0753-0。
- 堀秀道編著 『たのしい鉱物と宝石の博学事典』 日本実業出版社、1999年、ISBN 4-534-02930-6。
- 堀秀道 『楽しい鉱物学 - 基礎知識から鑑定まで 新装版』 草思社、1999年、ISBN 4-7942-0911-8。
- A.E.フェルスマン 『石の思い出』 堀秀道訳、草思社、2005年、ISBN 4-7942-1414-6。
- 堀秀道 『宮沢賢治はなぜ石が好きになったのか』 どうぶつ社、2006年、ISBN 4-88622-335-4。