城田じゅんじ
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城田 じゅんじ(しろた じゅんじ、本名・城田純二)は、日本のバンジョー演奏家のパイオニア。静岡県生まれ。京都産業大学法学部卒業。実父は弁護士。
高石ともやとザ・ナターシャー・セブン(文中、ナターシャーと略)のメンバーとして知られる。
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[編集] 音楽活動
ナターシャーの前身である、バックステップ・カントリー・バンドの頃から高石ともやと活動。
1970年代を通してナターシャーとして活躍していたが1980年代に入り意見の対立からグループは活動停止状態となる。そのためアルバム制作ができなくなりレコード会社とは契約不履行となり、ナターシャーの全アルバムが廃盤状態となってしまう。
メジャーレーベルでの活動ができなくなったため、各メンバーはそれぞれ独自の活動を余儀なくされる。 城田は坂庭省悟との活動は継続しつつ、バードランド(アイリッシュ、ブリティッシュ・トラッド、ジャズ、クラシックを融合した独自の音楽)との活動にも参画するが、やがて活動の拠点をアメリカに移す(1984年)。アルバイトを余儀なくされる苦境にありながら世界的なバンジョープレイヤーとしての地位を勝ち得る。
1990年代の終わり頃、ナターシャーもようやく雪解け状態になり過去の音源もCD化されリユニオン・コンサートもたまに開かれるようにはなった。
代表的なソロアルバムは「Soft shoes」(東芝EMI)。このアルバムのサブタイトルには「城田じゅんじ from THE NATARSHERE SEVEN」とクレジットしてある。
下記の事件により、音楽活動は現在しておらず、再開の目処もない。
[編集] 逮捕・服役
2004年5月28日、同居中の元タレントでマネージャーの田中美羽と、交際をめぐって口論となり、女性の頭などを殴るなどの暴行を加え死亡させ、傷害致死容疑で逮捕、その後起訴される。
同年12月2日、東京地裁は懲役5年の実刑判決を下し、現在受刑者として服役中。
この事件により、現在彼の音楽活動は休止中であり、服役後の再開の目処も不明である。