国道108号
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国道108号(こくどう108ごう)は、宮城県石巻市から、秋田県由利本荘市に至る一般国道である。
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[編集] 概要
- 陸上距離:186.2km
- 起点:宮城県石巻市(丸井戸交差点 = 国道45号交点)
- 終点:秋田県由利本荘市(本荘大橋南詰交差点 = 国道7号交点、国道105号起点、国道107号、国道341号、国道398号終点)
- 指定区間:
- 石巻市蛇田 - 大崎市鳴子温泉新屋敷(起点から国道47号との重複区間)
- 湯沢市横堀 - 同市上院内(国道13号との重複区間)
- 重複区間:
[編集] 歴史
- 1953年5月18日:二級国道108号石巻酒田線。(宮城県石巻市 - 古川市 - 山形県東田川郡新堀村(酒田市))
- 1953年5月18日:二級国道109号横手古川線。(秋田県横手市 - 宮城県古川市)
- 1963年4月1日:二級国道108号石巻横手線(宮城県石巻市 - 秋田県横手市)古川市 - 酒田市間は国道47号に昇格。二級国道109号横手古川線を統合。二級国道109号は欠番に。
- 1965年4月1日:一般国道108号。(宮城県石巻市 - 秋田県横手市)
- 1970年4月1日:一般国道108号。(宮城県石巻市 - 秋田県本荘市(由利本荘市))
[編集] 通過市町村
[編集] 主な接続路線
[編集] 宮城県
[編集] 秋田県
[編集] バイパス
[編集] 別名
- 石巻別街道
- 羽後街道
- 矢島街道
[編集] 主な峠
[編集] 仙台 - 秋田間の短絡路線としての性格
国道108号は、仙台と秋田県を短絡する役目を持ち、高速道路を使わずに仙台市内から約2時間半で秋田県湯沢市に抜けられる利便性を持つ。そのため高速道路の通る湯沢雄勝・横手地域の住民は秋田自動車道を使わず国道108号を使う傾向がある。
背景には1996年に秋田宮城の県境の鬼首峠(かなりの隘路で・冬季閉鎖)を、ほぼトンネルと橋梁で貫くバイパス鬼首道路が完成、大幅な時間短縮と通年通行が可能になったことがある。また、高速道路を使った場合横手ICから仙台宮城ICまで通行料金が4,300円(普通車)かかるのも大きな理由である。また高速道路を使ったとしても30分程度短縮するだけである。現在もバイパスから続く在来区間の改良も行われており、道路全体の速度も高いことからまさに高速道路並の使命を持った路線とも言える。
- 2007年2月17日、大崎市鳴子温泉で地滑りが発生し、現場付近で全面通行止めの措置がとられた[1]この間、大崎市が臨時シャトルバスを運行した。宮城県が現場付近に仮設道路を建設し、4月3日から通行可能となった。
[編集] 道の駅
- あ・ら・伊達な道の駅(宮城県大崎市)
- 清水の里・鳥海郷(秋田県由利本荘市)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
[編集] 管理事務所
- 石巻国道維持出張所(石巻市 - 涌谷町)
- 古川国道維持出張所(美里町 - 大崎市)
- 宮城県大崎土木事務所